シームレスかつ大容量で安全なストレージ
オムニバス・ジャパンは、「ポストプロダクション」分野で国内屈指の企業です。ポストプロダクションとは、映像作品の撮影後に行われる映像や音楽の編集、アフレコや効果音の追加、フィルムからTV信号やデジタルデータに変換する作業であるテレシネ、DVDなどへのパッケージング業務を言います。同社には撮影業務やCG制作業務の事業もあり、ポストプロダクションのスタッフと連携し映像制作の入り口から出口まで一貫して魅力的なコンテンツ制作に関わっています。
同社の業務において重要な基盤となるのがストレージシステム。映像データは、データ量が格段に大きくなり、映画の編集や視覚効果の仕事になると数TBから数十TBの規模にものぼります。これらを保管するストレージは同社のデータ管理の要と言えます。しかし、同社の業務は依頼された仕事の内容によりデータ量はまったく異なり、扱うデータ量を事前に予測することが不可能です。さらに、案件ベースで作られた各チームが個別に作業を進めるという分散的な業務形態のため、ストレージに関する全社的な計画を立てるのは非常に困難です。
従来は、CG制作や映像の編集をしている作業中にデータの保管場所が足りなくなると、コンピュータに詳しいスタッフが余っているPCにLinuxをインストールし、NASを即席で構築するといった方法で対処しましたが、小規模の手作りNASがあちこちに散在する結果となりました。
「木の幹のようにベースとなるストレージインフラがありませんでした」(東氏)と表現されるように、同社の課題は以下の2点に絞られました。
- 安全性の高い大容量のストレージにして1カ所にまとめる
- 使い回す素材があるので、どこからでも見えるストレージにする

株式会社オムニバス・
ジャパン
技術統括部
主任
山﨑 和広 氏

株式会社オムニバス・
ジャパン
デジタルプロダクション事業部
コンポジッタ-
東 哲司 氏
高いレベルのデータ保護と高スループットが決め手
オムニバス・ジャパンのスタッフが最初にアイシロン・システムズのストレージ製品に出会ったのは、2006年4月に米国で開催されたNAB(全米放送事業者協会)の放送機器展でのこと。その後、国内の展示会でデモを見てストレージ容量の追加が短時間に、簡単な作業で行えることに驚いたと言います。
「RAIDを超えたクラスタのシステムは画期的だと思いました。大容量のデータを扱う我々にはバックアップやアーカイブも課題ですが、ここまで安全性が高ければバックアップは必要ないのではないかと思ったほどです」(山﨑氏)。
オムニバス・ジャパンは実機による検証を経て、2007年3月に導入作業を完了しました。選択の最大の決め手になったのは、ファイルの大小にかかわらず、多数の同時接続をしている状況でも、高いパフォーマンスが保てること。最終的に同社は、東京エレクトロン デバイス(以下、TED)が提供する「ISILON IQ」を採用。容量3TBの「ISILON IQ 3000i」をN+1の構成で、新橋ビデオセンターに5ノード、赤坂ビデオセンターに7ノード導入しています。両方のセンターに多数設置されている機器類は、ギガビットイーサネットの回線を通して、「ISILON IQ 3000i」に接続されています。また、新橋-赤坂間は4Gbpsのダークファイバで接続。これは、「どちらの拠点からでも、作業中に離れていることを感じさせないようしたい」(東氏)という現場の要求があったからです。こういったことも、高スループットを確保できるクラスタストレージだからこそと言えます。
「TEDは、まずサポート担当者の能力が高いということ。ストレージとネットワーク環境の両方を理解しているという点も心強いと思いました。ストレージ利用環境を整えていくにはネットワーク関連のインフラ整備が不可欠で、今後も様々なアドバイスをいただければ幸いです」(山﨑氏)。
ストレージ担当者がいなくてもWebベースで簡単管理
ストレージやネットワークについては専門家でなくても扱えるのが「ISILON IQ」の特長です。クラスタの設定や監視・管理をWebベースの管理画面から行うことができ、「他の製品と比べて非常に使いやすいので、トラブルがあっても、電話でサポートを受けながら自分で対処できます」(山﨑氏)。
「ISILON IQ」を当面、アーカイブとして利用する方針だというオムニバス・ジャパン。今後、テレビ放送のハイビジョン化に伴って、映像コンテンツの大容量化が進むことは必至という状況の中、「ISILON IQ」なら簡単に増設して容量やパフォーマンスを向上させることができます。最初に大きな余裕を見込んで無駄な投資をすることなく、業務上必要になった時点で即座に、簡単に、そして業務を止めずに容量を増やせるストレージシステム。同社のように、ビジネスがダイナミックに展開する企業にとっては欠かせないツールとなっていくでしょう。
@IT Special(企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT編集部)より抜粋
■お客様情報
株式会社オムニバス・ジャパン
所在地:東京都港区赤坂7-9-11
代表取締役社長:山下欽也
設立:1987年4月
資本金:1,000万円
URL:http://www.omnibusjp.com
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株式会社オムニバス・ジャパン 様
