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導入事例

ASPサービスにおけるネットワーク(ISP回線)の冗長化、
システムの負荷分散を図るため、BIG-IP Link Controller
およびBIG-IP FireGuardを導入。

株式会社 東計電算株式会社 東計電算 様

情報・通信

今回の事例

導入前の状況
ISP回線が障害やメンテナンスでたびたび停止し、サービスに大きな支障が起こっていた
TELソリューション選択の理由
BIG-IPにより、高度な冗長化とともにスループット向上が図られる
SSLによるセキュリティ構築などに向けて高い拡張性を持つ
ISP回線だけでなく、ファイアウォールの冗長化まで実現できる
導入後の効果
既存回線のスピードアップ
通信コストの削減

障害によるISP回線の停止で、長時間、サービスがストップ!

東計電算では、大型コンピュータ製品の供給に始まり、現在まで30年以上にわたり、情報システムの分野で、時代が求める製品、ソリューションを提供し、顧客企業の期待に応えてきました。業種・業務に特化した情報システム・ソリューション、情報処理のアウトソーシング、ネットワーク・システムの開発・運用という、3つの分野をビジネスの柱としていますが、7年ほど前から、インターネットを駆使して、顧客企業がWebブラウザだけあればさまざまな業務を行える、ASPサービスをスタートさせました。

 

現在では、中国、韓国、台湾など、アジア圏を中心に事業を展開する、我が国の製造業や流通業をはじめとした多数の企業を顧客としています。2001年1月には、社内にデータセンターを開設。それとともに、ASPシステムもより高度なものへと刷新し、サービス体制の強化を図る。

「リーズナブルな価格で利用できるシンプルなグループウェア“e-works”から、海外向けの業務に合わせたマルチリンガル対応の業務システムまで、広範なサービスをASPとして提供しています。ASPサービスにおいては、もちろんインターネットが命綱となりますので、障害やメンテナンスによる停止は、大きな損失につながります。この問題をどう克服するかが大きな課題でした」(同社e-ビジネス部ASPサービス課課長 志村 徹氏)

実際、数年前にISP回線に障害が発生し、およそ8時間ものサービス停止を経験し、顧客企業に迷惑をかけてしまったことがあったそうです。それを機に、ISP回線の冗長化が同社システムの大きな要件となり、ちょうど2000年ごろから、新システムの構築について話し合われるようになりました。導入機器についても具体的に検討が始まりましたが、そのころ再びISP回線で障害が発生。サービスの停止を余儀なくされました。

「このままでは、ASPとしての信用を大きく失墜してしまう、という危機感を覚えました。そこで、冗長化を目的として導入する機種選定を本格化させましたが、パフォーマンスや価格の点でなかなか満足のいくものがありませんでした。そんなとき、F5 Networksの新製品(BIG-IPLink Controller)が出ると聞き、大きな関心を持ち、東京エレクトロン(以下TEL)からのご提案を受けたのです。」(志村課長)

e-ビジネス部 ASPサービス課 課長 志村 徹氏

e-ビジネス部
ASPサービス課 課長
志村 徹 氏

 

 

ISP回線に加え、ファイアウォール、サーバも冗長化され、サービスレベルも向上

機種の選定にあたっては、他に競合した製品もあったそうですが、次のような点が決め手となり、BIG-IP Link Controllerを軸としたTELのソリューションをご採用いただきました。

「導入の決め手となったのは、スループットの向上や、SSLによるセキュリティ構築に向けての高い拡張性。さらに、ISP回線だけでなく、ファイアウォール冗長化の提案までTELさんにしていただいたことを高く評価いたしました」(志村課長)

2002年10月に、新システムに生まれ変わったネットワークは、BIG-IP Link ControllerによってISP回線を二重化。さらに、NetScreen社のファイアウォール製品をBIG-IP Link ControllerとBIG-IP FireGuardで挟み込み「ファイアウォール・サンドウィッチ」構成によってファイアウォールとサーバの負荷分散がなされました。新システム稼動後は、ISP回線の停止は幸い起きていませんが、ISP側から、メンテナンスのために回線が不安定になるという連絡を受けたことが1度あります。しかし、そのときも、冗長化構成のおかげで、いつもどおりサービスを継続させることができました。

「どんな場合にもサービスが継続しているという安心感は、何ものにも代えられません。また、スループットが速くなりレスポンスが向上しましたので、お客様へのサービスレベルが上がったことも大きなメリットになっています」(志村課長)

 

LANの冗長化とセキュリティ構築でより信頼性あるネットワーク構築を

今後も、TELが手がけるソリューションや製品について、注目していきたいという同社。とりわけ、冗長化やセキュリティに関しては、大きな期待が持たれています。

「今後は、ISP回線の増設によって、内部のLANに負荷が集中することが予想されますので、その部分の冗長化についても、TELからご提案をしていただければと思います。また、よりいっそうの高速化・大容量化に向けて、セキュリティ面も含めて最適化されたネットワークを構築したいと考えていますので、積極的なご協力をお願いしたいですね」(志村課長)

"止まらないシステム"は、ASPに限らず、すべてのインターネット・ビジネスに求められる条件。しかし、その要件は年々厳しいものになっています。同社としても、さらに冗長化のレベルアップを図り、より信頼性の高いサービスを提供したいと考えているそうです。

「冗長化というと、予想外のアクシデントに備えるためのものと思われがちですが、実際には、メンテナンスのために停止する機会のほうがずっと多いんですね。でも、今の時代、メンテナンスのために一定時間止まります、とは、ユーザに対して通用しなくなっています。メンテナンスがあろうが、お客様にはいっさい止まったように見せない。そうした完璧なネットワーク・システムを持つことで、当社も自信を持ってサービスを運営することができるのです。ですから、BIG-IPのようにユニークで信頼性のある製品、ソリューションを、今後ともTELにどんどんご提案いただきたいと考えています」(同社e-ビジネス部ASPサービス課係長 平澤秀章氏)

アジアを舞台に事業を展開しようとする企業をはじめ、あらゆるビジネスの現場で今後も広く活用されていくことが予想される東計電算のASPサービス。きわめて信頼性の高いインフラストラクチャに支えられたそのサービスは、ますますユーザにより高い企業アドバンテージをもたらすものと思われます。

e-ビジネス部 ASPサービス課 係長 平澤 秀章氏

e-ビジネス部
ASPサービス課 係長
平澤 秀章 氏

 

■お客様情報
株式会社 東計電算
所在地:神奈川県川崎市中原区市ノ坪150
代表取締役社長:甲田 博康
創立:1970年4月
資本金:13億7015万円
URL:http://www.toukei.co.jp/

東京濾器株式会社の機械計算課を母体とし、企業からの受託計算がスタート。以後、オンラインサービス、コンピュータ販売、企業情報部門の業務受託、各種ソフト開発、システム開発など、順調に事業を拡大し、日本各地に事業所を展開。現在は、インターネットを利用したASPとして、またネットワーク・システムなどのソリューション・プロバイダーとして、広くビジネスを展開し業績を伸ばしている。

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本記事は 2003年07月 取材・掲載のものです。

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