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マルチターミナル「MP-70」に
Windows® XP Embeddedを採用し、開発期間を短縮
POSシステムをはじめ、流通情報システムの分野でトップシェアを誇る東芝テック。同社では各種カード決済などの機能を備え、流通小売業での様々な利用シーンに対応可能な小型・省スペースのマルチターミナル「MP-70」シリーズを発売しました。MP-70にはWindows XP Embeddedを採用。これにより、開発期間の短縮、既存のPOSアプリケーション資産の容易な移行を可能とすると共に、今後の利用シーンの拡大にも大きく貢献することが期待されています。
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東芝テック株式会社
左:流通情報システムカンパニー
システム商品部
システム商品企画第4担当
グループ長
太田敦之 氏
右:流通情報システムカンパニー
システム商品部
システム商品企画第4担当
主任
松下勝則 氏 |
コンパクト筺体に豊富な機能を満載
相反する命題を高次元で両立
東芝テックは、「流通情報システム」「画像情報通信」の2つのカンパニーと「特機・プリンタ事業部」「IJヘッド事業推進部」を核として事業を展開しています。そのうち、流通情報システムカンパニーでは、各業種に対応したPOSシステムを開発、トップシェアを誇るリーディングカンパニーとして、流通情報分野で多彩な商品やソリューションを提供しています。
このほど同社が開発したマルチターミナル「MP-70」シリーズは、主にショッピングセンターのテナントなどで利用される機器です。一般のPOS端末と同様のカードリーダによる決済機能、レシートを出力できる高速プリンタなど豊富な機能を搭載しながら、A4サイズの設置面積とコンパクトな筐体に凝縮。特に、SVGAのタッチパネル付きディスプレイにより高い操作性を実現しており、業界から高い注目を集めています。マルチターミナルは単独使用ではなく、POS端末と併用して使用されます。レジスペースにおいて最大の面積を占めるPOS端末の脇などに置かれるため、設置可能なスペースは非常に限られてしまいます。そのため、多機能とコンパクトさという相反する命題をいかに高次元で両立できるかに、メーカーの開発力、技術力が問われるのだと言います。
Windows XP Embeddedを採用し3ヵ月の開発期間短縮を実現
このMP-70の開発に当たって、東芝テックが組み込みOSに採用したのがWindows XP Embeddedです。その経緯について、同社システム商品部システム商品企画第4担当グループ長の太田敦之氏は次のように説明します。
「最近、流通事業者さんの間では、マルチターミナルの戦略的活用として、ブラウザを使った業務改善がひとつのテーマとなっています。そのため、操作性の向上が求められますが、従来機のブラウザはVGAディスプレイと小さく、また、別の組み込みOSを使用していたためIE(Internet Explorer)ではありませんでした。一方、サーバ側はWindowsでIEを使用するため、端末側との親和性も課題でした。既存のPOSアプリケーションの資産移行という問題もあります。そこで、MP-70の開発に当たっては、Windowsファミリーを採用する方針となり、POS端末での経験、ノウハウも蓄積していたことから、Windows XP Embeddedの採用を決定しました」
主任の松下勝則氏も「Windows XP Embeddedは、他のOSと比較して開発ツール、ミドルウェア共に豊富で使いやすく、開発環境が整っています。また、レジで実際に端末を操作する人の年齢層は幅広く、操作性はとりわけ大きなポイントになりますが、Windows XP EmbeddedはGUIやAPLが優れているため、お客様に合わせた細かな要求にも容易に対応できる点は大きなメリットでした」と解説します。
MP-70の開発ではスケジュールに余裕がなく、仕様の定義後に、ハードウェアとソフトウェアの開発を同時に進行させるクロス開発を進めたといいます。こうした待ったなしの状況下でも、結果的に3ヵ月の期間短縮を実現しています。
「Windows XP Embeddedの採用が、この短縮を可能にしました。また、東京エレクトロン デバイスさんも、サポートで貢献してくれました」と太田氏は強調します。
MP-70をプラットフォームに機能拡張
様々な利用シーンの拡大を目指す
MP-70のブラウザを使った業務としては、売上げ関係の報告、事務所との間での確認・承認といった簡易メール、申請書の提出、予定表、掲示板といったグループウェア的なワークフロー活用が行われています。
「例えば、広いショッピングセンターで残業申請のために、紙文書を管理事務所など関係部署に提出するのでは大変です。同様にイベントなどの連絡事項も紙で張り出していたのでは、情報が行き渡るまでに時間がかかります。こうした業務をブラウザからタッチ操作で行ったり、サーバからの同報で済ますことにより、時間と手間の両方を削減でき、情報共用、スピードアップといった業務改善に大きく役立ちます」と松下氏は語ります。
MP-70には、機能拡張に活用できる3系統のRS-232CとUSBポートを搭載しています。今後について太田氏は、「近々には非接触ICカードリーダとの接続、将来的にはRFIDを利用したポイントカード対応などによって、ショッピングセンターに留まらず利用シーンの拡大を図っていきたいですね」と言います。

マルチターミナル「MP-70」シリーズ
■ お問い合わせ先 東芝テック株式会社
流通情報システムカンパニー システム商品部
Tel. 03-6422-7490
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