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Windows® Embedded CE 6.0を搭載した エプソンの最新ネットワークプロジェクター登場
セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、日本のプロジェクター市場で13年連続トップシェアを誇るトップベンダーであり、日本のみならず世界のプロジェクター市場をリードしてきました。そのエプソンが2008年2月に発売した「EMP-1825」は、Windows Embedded CE 6.0を搭載し、Windows VistaTMのネットワークプロジェクター機能に対応したモバイルプロジェクターです。同製品について、製品の開発を担当したセイコーエプソン株式会社 映像機器事業部 VI事業推進部(LCP設計)部長、鈴木 嗣氏にお話をうかがいました。
プロジェクター市場をリードするエプソンの新機種

セイコーエプソン株式会社
映像機器事業部
VI事業推進部(LCP設計) 部長
鈴木 嗣 氏 |
今や会議室の設備として必須の存在であるプロジェクターですが、そのプロジェクター市場において13年連続でトップシェアを誇るトップベンダーとして有名なのがエプソンです。特に、エプソンが開発した「高温ポリシリコン液晶パネル」を採用した独自技術の「3LCD方式」は、明るく、優しく、美しいプロジェクターとして高評を博しており、エプソンが提供する3LCDデバイスは、他社製品にも採用されているほどです。
そんなエプソンが2008年2月に発売した新製品が「オフィリオプロジェクター EMP-1825」です。3500ルーメンという明るさ、軽量でコンパクトな可搬性、そして多機能が特長のモバイルプロジェクターです。
同製品の最大の特長は、接続性の高さです。有線LAN、IEEE802.11a/b/gに対応した無線LAN、USBポート、ディスプレイアダプタなど、豊富な接続方式をサポート。また、USBメモリに格納した画像や映像を投写できるPCフリーの環境でも利用することができます。さらに、新機種で追加されたのが、「マイクロソフト社によるWindows VistaTMのネットワークプロジェクター機能」への対応です。
「通常、プロジェクターをネットワーク環境で利用するには、特別なソフトウェアをPCにインストールする必要があります。しかし、Windows Vistaで採用されたネットワークプロジェクター機能は、別途ドライバーを組み込んだり、アプリケーションを導入したりすることなく、OS標準の機能だけで、ネットワークに存在するプロジェクターを自動的に見つけ、それを利用することができます。この機能を追加した点が、EMP-1825の大きな特長です」
この機能とWindows Vistaのミーティングスペースを利用すれば、たとえばあるひとりのユーザのデスクトップを全員で共有してプロジェクターに投写しながら会議することが可能になります。また、遠隔地にある複数のプロジェクターに同じ画面を投写するテレビ会議のような使い方も実現できるようになります。
東京エレクトロンデバイスよりライセンスを購入
EMP-1825では、Windows Vistaのネットワークプロジェクター機能に対応するために、プロジェクター内部にWindows Embedded CE 6.0を搭載しました。
「エプソンの製品開発では、すべてのプロジェクターにわたって、製品の信頼性に加え、使いやすさと接続性の向上を常に一番の目的としています。そのひとつとしてWindows Vistaのネットワークプロジェクター機能に対応することを決定し、その実現のためにWindows Embedded CEの採用を決定しました」
Windows Embedded CEの採用を決めたのが2006年9月。エプソンは、OSを提供するマイクロソフトの協力を得て、ネットワークプロジェクター機能に対応したプロジェクターの開発に取り組みました。そして、東京エレクトロンデバイス(以下、TED)より、Windows Embedded CE 6.0のライセンスを導入しました。
「エプソンとTEDは、半導体やハードウェアも含め、以前からのお付き合いがありました。それにWindows Embedded Partnerとしての実績を持っていますので、信頼性を重視してライセンスをTEDより購入することにしました」
2008年8月には同じWindows Embedded CE 6.0を採用した「EB-1735W」も発売されました。同製品は、従来のXGA機に比べ約1.3倍の情報を一度に表示することができるWXGAのワイド画面を採用しながら、重量はわずか約1.8kgまで軽量化されています。現在のところ、Windows Embedded CE 6.0を採用し、Windows Vistaのネットワークプロジェクター機能をサポートしたコンパクトなモバイルプロジェクターの分野では、最先端の製品と言えるでしょう。また同時に、明るさが5000ルーメンのネットワークプロジェクター EB-G5350も発売されました。
「エプソンとして今一番考えていることは、ネットワークプロジェクターのメリットをお客様にいかに理解していただくかという点です。そのため、エプソンが得意とするオフィスや教育機関に向け、ネットワークプロジェクターを積極的におすすめしており、そのための施策として無料訪問デモなどのサービスも行っています」
今後の展開として、Windows Vistaがオフィスの標準になり、ネットワークプロジェクターを使う機会がより多くなることが期待できる中、エプソンでは、引き続き他の製品ラインアップにもWindows Embedded CE 6.0を搭載した最新ネットワーク機能の導入を推進していく予定だそうです。

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