導入事例

GMO クラウド株式会社 様

「Arista 7150S」シリーズで超低遅延なネットワーク環境を実現
プライベートクラウドサービスの基盤を大幅に強化

お客様の課題

  • クラウドインフラにおけるスイッチの性能不足
  • 1GbEと10GbEが混在したネットワーク環境の運用負荷増大
  • 将来的な拡張に備えたインフラの構築

TEDのソリューション

  • 「Arista 7150S」シリーズの高い性能
  • コストパフォーマンスの高い提案
  • アリスタ社のスイッチに精通したエンジニアの知識とサポート
目黒 学氏

営業部
サービス企画セクション
リーダー
目黒 学氏

村澤 徹氏

SEセクション
VMware認定プロフェッショナル
RedHat認定エンジニア
村澤 徹氏

GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社では、企業向けクラウド環境の構築・運用を提供する「GMOクラウド Private(旧サービス名:IQcloud Private)」において、プライベートクラウドサービスを2013年2月にリニューアルしました。リニューアルにあたってはネットワーク基盤の強化も行われ、アリスタネットワークス(以下、アリスタ社)の10GbEスイッチを採用。超低遅延で高機能、さらに、将来のサービス拡張に対応する柔軟性を持つ「Arista 7150S」シリーズの導入により、プライベートクラウドインフラの大幅な強化を実現しました。

プライベートクラウドのネットワーク基盤強化が課題

ホスティングサービスおよびセキュリティサービスを中核とした各種インターネットソリューションの開発・運用を提供し、安心・安全なインターネット環境の実現、インターネットビジネスの成功を支援しているGMOクラウド株式会社(以下、GMOクラウド)。同社では、IaaS型のクラウドサービスとして、低価格でありながら国内屈指の高パフォーマンスを提供するパブリッククラウドサービス「GMOクラウド Public」と、高い信頼性、柔軟性、コストパフォーマンスが魅力のプライベートクラウドサービス「GMOクラウド Private」を展開しています。
プライベートクラウドサービス「GMOクラウド Private」は2013年2月5日、急増するニーズに対応するために、サービス内容の見直しを行い、提供プランのリニューアルと、サーバーやネットワークなどのクラウド基盤強化を実施しました。
クラウド基盤に関してはリニューアル以前からネットワークに課題を抱えており、特にスイッチの性能面に問題があって、ボトルネックとなるケースが増えていました。さらに、今後のサービス拡張や運用面を考えたときに、それまでの1GbEと10GbEが混在していたネットワーク環境を10GbEに統合し、シンプルな運用で、しかも拡張性を持った構成に変えていくことが求められていました。
ネットワークの課題に対しては2012年3月頃から検討を行っていましたが、「GMOクラウド Private」のリニューアルが決まったことにより、同年10月から正式にスイッチの選定を含むアーキテクチャの再構成を検討開始しました。

「スイッチの選択にあたっては、ボトルネックの解消のために低遅延であることを前提に、まずコストが重要となります。あわせて運用負荷を軽減すること、そして、今後は他のサービスとの連携も想定されますので、拡張性や柔軟性に優れることが基準となりました」(目黒氏)

高性能、低コストな「Arista 7150S」シリーズを採用

いくつかのスイッチを比較検討し、その結果採用されたのが、アリスタ社の10ギガビットイーサネットスイッチ「Arista 7150S」シリーズです。採用の決め手となったのは、驚異的なパケット転送能力とコストパフォーマンスだと言います。

「Arista 7150Sシリーズは圧倒的にパケットの転送能力に優れていました。それまで使用していたスイッチの約1/10という超低遅延で、これなら今後VM(仮想マシン)が増えていく中でも十分に耐えることができます。コストについても他の同等機能を持つベンダー製スイッチより50%くらい安く、満足のいく提案でした」(村澤氏)

東京エレクトロンデバイスからの提案では性能、コスト面に加え、アリスタ社のスイッチの故障率の低さも決め手となりました。「GMOクラウド Private」は稼働率99.999%を保証するサービスのため、ミッションクリティカル、HPC向けに設計された「Arista 7150S」シリーズの信頼性が高く評価されたのです。また、実機検証の際に立ち会った東京エレクトロンデバイスのエンジニアがアリスタ社のスイッチに精通し、的確に質問に答えたことも、万一障害が発生したときでも素早いレスポンスが期待できると、信頼感に繋がったそうです。
さらに、GMOクラウドでは将来、数カ所に分散しているデータセンターを接続し、シームレスなクラウドサービスを展開していくという展望があります。そこで、VXLANを利用してフラットなL2接続を実現できる「Arista 7150S」シリーズが、同社のマルチデータセンター構想にも適した、先進的なスイッチであるという点も大きなポイントになりました。

「震災以降のBC(事業継続)ニーズの高まりもあり、関東圏以外のデータセンターと連携していくことも求められていますので、VXLANを活用してL2接続のDRサイト構築といったことも視野に入っています。マルチデータセンター展開だけでなく、弊社の他サービスとの連携、お客様のオンプレミス環境とGMOクラウド Privateとの接続などにもVXLANを活用していきたいと考えています」(目黒氏)

GMOクラウドのネットワーク構成

ピンチアウトで拡大

運用負荷を大幅に軽減し今後はさらにサービスの強化を

今回導入されたのは、ポート数52の「Arista 7150S-52」が2台、ポート数24の「Arista 7150S-24」が2台です。「GMOクラウド Private」のネットワーク基盤を支えるスイッチとしてトラブルなく、順調に稼働を続けています。
「Arista 7150S」シリーズの導入により、運用面でも大きな効果が表れ始めています。ネットワーク環境を10GbEに統合したことにより、1GbEケーブルのいわゆるスパゲッティ状態から解放され、それにともない、電力面でも削減効果が出ています。また、「Arista 7150S」シリーズは、Linuxカーネルを活用した専用OSであるEOS(Extensible Operating System)を搭載しており、構築後の運用においてもなじみやすいコマンドインターフェースを持っていることも、ネットワーク担当者にとっては大きなメリットです。さらに、アクセスの集中などが発生したときにも優先順位に基づいてルーティングを行い、また、稼働したままでソフトウェアをアップデートできるなど、担当者の業務を効率化する機能を持っていることもEOSの特長の1つです。
遅延の解消、コスト、運用工数の削減、そして拡張性。「Arista 7150S」シリーズの導入により、それら課題をどれも諦めることなく解決し、「GMOクラウド Private」は無事リニューアルを迎え、今後もさらに発展していきます。

「GMOクラウドではオープンソースを積極的に活用してサービスを開発、運用することに力を入れていますが、Linuxのツールや機能を利用できるEOSを搭載した『Arista 7150S』シリーズは、そういった連携を考えた場合、非常に相性が良いです。今後はストレージシステムの高速化なども考えていますので、さらに『Arista 7150S』シリーズの能力を引き出した活用をしていきます」(村澤氏)

「GMOクラウド Privateは今後、リージョンの追加やオプションメニューの強化など、ニーズに対応してサービスをますます拡張していきます。東京エレクトロンデバイスとは、今回のネットワークだけではなく、クラウドサービス全体を支えるような、コストを削減できるソリューションなど、新たなサービスに繋がるような提案をいただき、ともにメリットある連携を行っていきたいですね」(目黒氏)

  • 従来使用していたスイッチの約1/10という超低遅延の実現
  • 10GbEにネットワーク環境を統合し運用負荷を軽減
  • VXLANの活用を視野に入れたサービス構築

お客様プロフィール

会社名
GMOクラウド株式会社
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー10階
設立
1993年12月
代表
代表取締役社長 青山 満
WEBサイト
http://www.gmocloud.com/
GMOクラウド株式会社様

【お客様ソリューションのご紹介】 ビジネスにコミットできる高いセキュリティとパフォーマンスを提供するプライベートクラウド

GMOクラウドの「GMOクラウド Private」は2013年2月5日に大幅なリニューアルを実施し、さらにコストパフォーマンスの高い、しかもセキュアで信頼性の高いプライベートクラウドサービスに生まれ変わりました。サービスプランは、月額7,480円(税込)からの低価格で、スモールスタートに最適な「バリューシリーズ」、お客様専用の物理サーバーにおいて、仮想化環境(ハイパーバイザー)を提供する「スタンダードシリーズ」、お客様の要望に応じて独自のシステム設計・構築に対応する「カスタムシリーズ」の3つで、要件に応じたプライベートクラウド環境を構築することができます。
「GMOクラウド Private」では、仮想化基盤として定評のあるヴイエムウェア社のVMware vSphereを採用し、高い信頼性と、多くの商用アプリケーションへの対応により、お客様の多様なニーズに応えます。あわせて、プライベートクラウドの導入から運用・管理までを代行する「マネージドサービス」をオプションサービスとして用意。サーバーの監視や各種設定を代行する「ベーシック」、GMOクラウド社のエンジニアが要望に応じて個別にサポートを行う「プレミアム」の2プランを提供しています。

●「GMOクラウド Private」:http://private-c.gmocloud.com/

記事は 2013年03月 取材・掲載のものです。

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