負荷分散・高速化・セキュリティ全ての機能を1つに集約
Citrix | Citrix ADC (旧:NetScaler ADC)
企業や組織のアプリケーションやサービスは、オンプレミス、プライベート/パブリック・クラウド、マイクロサービスなど様々なプラットフォーム上で稼働するようになりました。
Citrix ADCは、アプリケーションやサービスがどこにホストされていても実装が可能なマルチプラットフォームに対応し、パフォーマンス、セキュリティ、フレキシビリティを高品質で提供するクラウド時代に最適なアプリケーション配信および負荷分散ソリューションです。
また、Citrix ADCは、お客様が必要とされる機能や規模に応じてエントリーモデルからハイエンドモデルまで多彩なラインナップを用意しています。Citrix ADCは、全て共通のOS(シングルイメージ)を採用しているため全ての機能をどの製品でもご利用いただけます。
Citrix ADC製品ラインナップ
Citrix ADC MPX(物理アプライアンス)
Citrix ADC MPXは、コストパフォーマンスに優れた物理アプライアンスでアプリケーションの持つ性能を最大限に引き出します。
Citrix ADC VPX(仮想アプライアンス)
Citrix ADC VPXは、物理アプライアンスと同じ機能を一般的なハイパーバイザー環境で提供する仮想アプライアンスです。
Citrix ADC SDX(仮想アプライアンス・プラットフォーム)
Citrix ADC SDXは、物理筐体上に仮想アプライアンス(Citrix ADC VPX)を最大115台まで統合できる仮想アプライアンス・プラットフォームです。
Citrix ADC CPX(コンテナ用マイクロインスタンス)
Citrix ADC CPXは、Dockerコンテナ化されたロードバランサーです。
Citrix ADM
Citrix ADMは、複数台のCitrix ADCを利用するシステムにおいてネットワークとアプリケーションの管理、監視、トラブルシューティング等を1つの統合コンソールで実現する管理ツールです。バージョンアップやSSL証明書の更新などのオペレーションの自動化も支援します。
Citrix ADCソフトウェアエディション
お客様が必要とされる機能や利用用途に応じて、利用できる機能が異なる3つのエディションが用意されています。
Standard (スタンダード・エディション)
L4/L7の負荷分散機能、性能最適化機能、セキュアなリモートアクセス機能を提供する基本エディションです。
Advanced (アドバンスド・エディション)
Standardの機能に加えて、広域負荷分散(GSLB)・クラスタリング・圧縮・Webサイト保護が含まれるエディションです。
Premium(プレミアム・エディション)
Citrix ADCが持つすべての機能が含まれるエディションです。
豊富なロードバランシング機能
Citrix ADCは、L4ロードバランサー機能に加え、URLやボディなどの条件によるサーバの振り分けなどレイヤー7ロードバランサー機能にも対応しており、アプリケーションレベルでシステム全体のパフォーマンスを最適化します。また、Citrix ADCではデータベースロードバランシング機能も提供します。
SSLオフローディング/HTTP2対応
インターネット上で展開されるサービスの増加に伴い、データ通信の高い安全性が求められています。Citrix ADCは、専用のSSLチップを搭載しており業界最高クラスのSSL/TLS処理能力を実現しています。
広域負荷分散
サーバの状況をグローバルに管理し、クライアントからのリクエストを最も適したサイトに振り分ける広域負荷分散(GSLB)機能を有します。ネットワークやデータセンターの障害が発生した際などディザスタリカバリ対策として有効です。
仮想デスクトップへ安全に接続するICA Proxy
社外からインターネット経由で社内の仮想デスクトップ環境へアクセスする際に利用されるICA通信をSSLで暗号化してセキュアな接続を提供するICA Proxy機能を備えています。
あらゆる脅威からアプリケーションを保護するセキュリティ機能
ネットワークレベルのDoS/DDoS攻撃対策、コンテンツのフィルタリング機能、アプリケーションレベルの侵入防止などお客様が安心してシステムを利用するための包括的なセキュリティ機能を有しています。
Pay as You Growモデル
Citrix ADCでは、アップグレードライセンスを購入するだけでアプライアンスの持つ最大性能まで拡張可能なPay as You Growモデルを採用しています。これによりお客様は初期投資を抑え、性能拡張が必要になったタイミングで性能を向上させることが可能です。
TriScaleテクノロジー(スケールアウト)
Citrix ADCは、スケールアウトが可能なクラスタリング技術を有しており、最大32ノードを1台のADCとして利用することができます。また拡張性の面だけでなく耐障害性を高めることにもなり運用の効率化を実現します。
Pooled Capacity
必要な時に必要な分のキャパシティを、物理・仮想・オンプレミス・クラウド問わずに柔軟に割り当てることで、初期投資コストを削減しつつ、ビジネスの環境変化に応じてキャパシティを柔軟に変更・移動することが可能です。
Pooled Capacityは、性能・機能が付いていないゼロキャパシティハードウェアのCitrix ADCとサブスクリプションライセンス、ライセンスを管理するためのCitrix ADMで構成されます。