雑記セキュリティ

LogRhythm社との新規製品取扱開始に向けた挑戦

2021年9月に東京エレクトロンデバイス(以下、TED)ではLogRhythm(ログリズム)社との代理店契約締結と、日本国内における製品取り扱い開始をリリースいたしました。本記事では、代理店契約および新規取扱開始に向けたLogRhythm社との交渉の裏側を、少しだけご紹介します!

LogRhythm, Inc.とは

LogRhythm, Inc.は米国コロラド州ボルダーに本社を置くサイバーセキュリティソフトウェア企業です。SIEM(Security Information and Event Managementの略、読み方はシーム)という、サイバーセキュリティにおけるイベントやログ情報を管理して脅威分析を行う製品を開発・販売しています。製品の詳細は製品ページをご参照ください。

2003年の創業から今日まで、サイバー脅威から保護するための製品を提供し、サイバー脅威に立ち向かう組織の情報セキュリティチームを支援してきました。この取り組みは業界でも高く評価されており、長年、SIEM市場のリーダーであるという評価を受け続けています。

このように、サイバーセキュリティという非常に厳しい業界にありながら市場のリーダーという評価を受け続けているLogRhythm社は、同時に非常に厳格に、お客様をしっかり支援することを信条としています。製品導入時はお客様の環境に合わせた導入支援サービスを提供し、SIEMという高度な分析を行う製品をしっかり活用することで、組織をサイバー脅威から保護できるというお客様の価値体験を重要視しています。LogRhythm社は米国の会社であるため、製品も英語でのユーザーインタフェースやサポートが基本になります。そのため、英語がメジャーではない言語である日本において、お客様の価値体験やアフターサポートに懸念があったため、日本市場への進出に慎重になっていました。

 

LogRhythm社との協業までの足跡

TEDでは、日々主に海外のメーカーが開発した先進性や競争力のあるIT製品をリサーチし、日本国内のお客様へ付加価値やローカルでのサポートとともにご提供しています。LogRhythm社とも同様に、市場競争力の高いSIEM製品を日本国内のお客様へご提供するべく交渉を開始しました。しかしながら前述の通り、LogRhythm社としてはお客様の価値体験を非常に重視したいという理念と姿勢のため、当初は代理店契約の締結および日本市場への進出についても否定的でなかなか話が進みませんでした。
TEDでは逆にLogRhythm社のその理念と姿勢に共感と敬意を持ち、そのような理念こそ日本の多くのお客様にもご理解・共感をいただけると考え、LogRhythm社の懸念を払拭できるような様々なアプローチを行いました。

  • 高い技術力と高品質なサポートサービスをもって、海外メーカーの日本国内ビジネスと、日本国内のお客様のビジネスへ貢献してきた実績を繰り返し説明
  • 販売パートナーに求められるLogRhythm社の認定資格取得条件を契約交渉開始前に満了
  • TED-SOCでLogRhythmの採用
  • 日本市場でのビジネス経験を持つLogRhythm社のアジア・パシフィック担当者と協力し、日本の市場性を説明

数ヶ月に渡るこれら活動と交渉の末、最終的にLogRhythm社に日本の市場性とTEDのサポート力をご納得いただき、代理店契約締結の承認を得ることができたのです。

東京エレクトロンデバイス CN BUでは高い技術力と高品質なサポート力をもって、LogRhythm社製品の国内販売・サポートをご提供してまいります。

LogRhytm社製品NextGen SIEM Platformの詳しい内容、ホワイトペーパーはコチラから閲覧・ダウンロードできますので是非チェックしてみてください。

■製品紹介はこちら
https://cn.teldevice.co.jp/product/logrhythm-nextgen-siem-platform/

■ホワイトペーパーはこちら
https://cn.teldevice.co.jp/whitepaper/logrhythm_2111/