Cloudflareってなに?
Cloudflareについてのご紹介
みなさん、こんにちは
エンジニアのあつふみです。
今回は、TEDが力を入れている製品、Cloudflareについて紹介したいと思います。
Cloudflareと聞くとどんなイメージでしょうか。
コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)?セキュリティ?ゼロトラスト?エッジコンピューティング?ネットワーク?
人によって様々なイメージを持つかもしれませんが、実はすべて正解です。Cloudflareは、これらのサービスをすべて提供しているメーカーです。Cloudflareは創業当初から「より良いインターネット環境の構築を支援」というミッションを掲げ、あらゆる分野においてユーザーが快適にインターネット環境を使える、または構築できるようにサービスを提供し続けている会社です。
たくさんのサービスを提供しているのは分かりましたが、この幅広いサービスを具体的にどのような形で提供されているのかイメージがつかない方もいるかもしれません。そこで、イメージしやすいように以下に書いてみました。
Cloudflareのサービスの基本的な考え方は、攻撃を含めたすべての通信をクラウドフレアで管理しましょうという考え方です。インターネット通信などを行う場合、通常は企業のサイトに直接アクセスをするかと思いますが、その通信をCloudflareのネットワーク(Edge)を経由させることでCDN、セキュリティ、ゼロトラスト、エッジコンピューティング、ネットワークなどの様々なサービスを提供することができるようになります。つまり、すべての通信をCloudflareでプロキシさせて、そこで様々な機能を提供するようなイメージです。
そんなCloudflareですが、非常に大きな強みをたくさん持っています。今回はその中でも2つ紹介したいと思います。
まず1つ目は、非常に大規模なネットワークを持っている点です。
このブログを書いている時点での話ですが、Cloudflareは、世界の270以上の都市にデータセンターを展開しており、100か国以上の国をカバーする非常に広域なインターネット基盤を持っています。これは、インターネットユーザーの95%が50ms以下でCloudflareのネットワークと通信可能なグローバルネットワーク基盤です。ちなみに、日本においては、東京、大阪、福岡、沖縄にデータセンターがあります。
Cloudflareを利用するにあたっては、このような大規模ネットワーク基盤を持っていることは非常に重要になってきます。なぜなら、通信がすべてCloudflare経由になるからです。Cloudflareを経由することで様々なサービスが提供されますが、大規模ネットワークを持っていないメーカーの場合、ユーザーがそのメーカーのネットワークに接続するまでに時間がかかってしまい、ユーザーの利便性を下げてしまいます。ですので、この非常に強力な大規模ネットワークをもっているということはCloudflareの大きな強みになります。
次は2つ目の強みについてです。
Cloudflareのネットワーク基盤の強みもまだたくさんあるのですが、次は管理者目線の強みについて話そうと思います。
管理者目線での大きな強みは、シンプルな管理UIで一元管理できる点です
冒頭にも話しましたが、Cloudflareは非常にたくさんの機能を提供しています。例えばセキュリティの機能だけでもDDoS保護、WAF、Bot管理、API保護などたくさんの機能を持っています。これをCloudflare以外の製品で対応しようとすると、場合によっては機能毎に異なった製品を用意する必要もあり、管理者は機能毎に異なったUIで設定をしなくてはいけない状況になります。中には設定方法が複雑な製品もありますので、セキュリティの機能だけでも管理・運用していくのが大変になってしまいます。そこで、Cloudflareです。Cloudflareの管理UIは、非常にシンプルです。ほとんどの機能は1つのダッシュボードから操作できます。また、設定方法も非常にシンプルで数クリックで設定できるものもたくさんあります。管理UIの日本語化にも対応しており、各設定項目にヘルプ項目もついているため、初めて触る方でも直感的に操作しやすいUIとなっています。また、ゼロトラストに関しては専用の管理UIが用意されており、直感的にセキュリティポリシーの作成ができ、こちらも非常にユーザーフレンドリーなUIとなっています。
以上、簡単にCloudflareの紹介をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。もっとこういう話を聞きたいというのがあれば、リクエストください。
なお、Cloudflareの紹介動画もありますので、まだの方はぜひご覧になってみてください。今回紹介しきれなかった強み・特徴などについても説明されているので、非常に参考になると思います。