Pure Storage FlashArray紹介
Pure Storage FlashArray製品について、ご紹介します。
Pure Storage社のFlashArrayのリリース
Pure Storage社は、2009年にアメリカ合衆国のカリフォルニア州、マウンテンビューにて設立した会社です。
当時、ストレージの多くはHDD(Hard Disk Drive)で動作しており、仮想化技術が進んだことでサーバーやネットワークがより高速処理になる中、ストレージへのランダムアクセスが増加することに伴い、HDDストレージの処理がボトルネックとなっていました。
特にストレージにおいては、設計・運用の中で下記のような課題がありました。
- 高い処理能力および低遅延の性能が必要となる
- システム老朽化による、定期的な更改コストが必要となる
- アップグレード時や障害発生時に性能劣化なく無停止運用をすることが困難となる
- 機器として必要な容量を抑制するために、高いデータ削減率が必要となる
- 簡単な管理・運用が必要となる
そこで、Pure Storage社はオールフラッシュストレージ専業のベンダーおよびパイオニアとして、ブロックストレージのFlashArray(FA)をリリースしました。
FlashArrayの特徴
FlashArrayの大きな特徴として、下記の3点が挙げられます。
- Simple
- 設計・構築・運用をシンプルに行えるようなアーキテクチャ
- 価格体系がシンプル
- すべての機能がライセンスフリー(オプションライセンスなども不要)で利用可能
- Sustainable
- リプレースが不要となり、永続的に使い続けられる保守コンセプトとアーキテクチャ
- 障害発生時や保守作業時、アップグレード時、容量拡張時などいずれも無停止、性能劣化なしで実施可能
- Seamless
- ブロック(FC・iSCSI・NVMe-oF)・ファイル(NFS・SMB・CIFS)と複数のプロトコルに対応
- オンプレミス・クラウド・従量課金に対応
それぞれの詳細な特徴については、今後のBlogにて投稿予定です。
FlashArrayのモデル
2024年現在、販売されているPure Storage FlashArrayのモデルはX・XL・C・Eシリーズです。今後、詳細にモデルの違いを記載したBlogを投稿予定ですが、今回は簡単にそれぞれのモデルの特徴を表にしました。なお、ここでは基準をXシリーズとします。
最後に
Pure Storage社は、業界のリーディングカンパニーとして、ガートナーのマジック・クアドラント 「プライマリ・ストレージ・アレイ部門」において、11年連続でリーダー的位置づけを記録しており、12,000社以上の導入実績を持つ、現在も成長を続けるストレージベンダーです。また、当社は、日本国内で導入されているPure Storage社製品の半数以上を導入しています(当社調査 2024年12月現在)。
今後も本Blogにおいて、FlashArrayのモデルや機能の詳細、FlashBlade製品などについても投稿していきます。