ストレージ

Pure Storage FlashArrayのSafeModeの種類について

Pure Storage FlashArray製品のSafeMode機能について、Array-wide SafeModeおよびper pgroup SafeModeの概要をご紹介します。

はじめに

前回ご紹介したSafeModeの概要がこちらのページになります。ご参考までにこちらのページもご確認ください。

URL:https://cn.teldevice.co.jp/blog/p58645/

Array-wide SafeMode

SafeModeは、2種類存在し、それぞれArray-wide SafeModeとper pgroup SafeMode(別名:Object-level SafeMode)と呼ばれます。Array-wide SafeModeは、FlashArray(FA)の機器全体にSafeModeが適用され、Snapshotだけでなく、Volume、Pod等のオブジェクト削除時に、ごみ箱に⼊った全てのオブジェクトの⼿動による完全削除ができなくなります。

per pgroup SafeMode

per pgroup SafeModeは、FA内でSnapshotを管理する、Protection Group(pgroup)と呼ばれる機能について、それぞれのpgroupごとにSafeModeを適用するものとなり、そのpgroup内のSnapshotのみ、完全削除ができなくなる機能です。

pgroupは、FAのSnapshotを管理する仕組みです。このpgroupについて簡単に記載します。pgroupを作成し、そこにVolumeなどを登録します。登録されたVolumeに対する、Snapshotの取得時間や間隔、保持期間などのルールを設定するのがpgroupです。また、異なるFAにSnapshotを転送するレプリケーション機能についても同様に、転送間隔、保持枚数などをpgroupで管理できます。

上記の図に記載している中で、一部内容を補足します。

・ pgroup Snapshotの保持期間の短縮

pgroupに設定していた、Snapshotの保持期間を短縮できなくなります。また、取得間隔や転送間隔を長くすることができなくなります。すなわち、Snapshotの取得・転送ポリシーの保護条件を緩和する、という動作ができなくなります。例えば、Snapshotを1日3回取得し、それを5日保持する、といったルールに対して、1日1回取得する、や、3日保持する、といった変更はできません。ですが、1日5回取得する、や、10日保持する、といった、保護条件をより厳しくする設定に変更することは可能です。

・ Eradication Timerの短縮

ごみ箱に入ったVolumeやSnapshotは、デフォルトで1日(24時間)経過後に自動的に完全削除されます。この完全削除されるまでの期間をEradication Timerと呼びます。Eradication Timerは、最大30日まで設定可能です。SafeModeを有効化すると、この期間を短縮できなくなります。

実際にSafeModeの導入をご検討いただく場合、どちらのSafeModeを使用するか、については、下記の点を考慮し、選択いただければと思います。

そのほかの仕様や注意点

・ per pgroup SafeModeでは、pgroupにVolumeを登録することはできますが、HostやHost Groupを登録することはできません。

・ 非同期レプリケーション(Async Replication)を実行している場合、Source側のpgroupのSafeModeを有効化すると、Target側のSafeModeも有効化されます。

・ Protection Groupの保管期間経過により⾃動削除されるSnapshotは、ごみ箱に⼊らずにそのまま完全削除となるため、そこからさらに設定されたEradication Timer経過後に削除される、という動作になりません。Protection Groupで取得されたSnapshotを⼿動で削除した場合は、ごみ箱に⼊るため、Eradication Timerの制限を受けます。

・ 稼働中の機器でArray-wide SafeModeを有効化すると、有効化前に作成したVolumeやSnapshotもSafeModeの対象となり、per pgroup SafeModeを有効化する場合は、有効か前に作成したそのpgroupのSnapshotもSafeModeの対象となります。

・ SafeModeを使用するために、要件として満たす必要のあるPurity OSバージョンがあります。詳細は下記の表をご確認ください。

・ Replication機能やvVolなどをご利用の場合においても、SafeModeを使用するために、要件として満たす必要のあるPurity OSバージョンがあります。詳細は下記の表をご確認ください。

最後に

今回はFlashArray(FA)製品のSafeModeである、Array-wide SafeModeとper pgroup SafeModeのそれぞれの詳細について記載しました。ライセンスフリーでセキュアな環境を構築できるSafeModeについて、ご利用を検討いただくきっかけとなればと思っています。今後のBlogでは、運用の詳細、FlashBlade製品でのSafeModeについて記載予定となります。

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