導入事例

株式会社キタムラ 様

サービス

顧客向けサービスで利用するストレージの安定性と性能を向上
オリジナルアルバム作成等の高品質なサービス基盤を実現

お客様の課題

  • 顧客向けサービスで利用するストレージの安定性を高めたい
  • 写真データ増大に対応するため、データ読み書きの性能を上げたい。
  • 顧客の増加や機能拡張に備え、容量や性能を容易に拡張可能としたい

TEDのソリューション

  • ストレージに関する豊富な導入実績とノウハウ。
  • 要件の変化に迅速かつ的確に対応できる提案力。
  • 短期間での構築を支援するサポート力。
池田 博 氏

株式会社キタムラビジネスソリューション
情報システム部ラボグループ
グループマネージャー
池田 博 氏

黒河内 昇 氏

株式会社キタムラビジネスソリューション
情報システム部
データセンター運用グループ
グループマネージャー
黒河内 昇 氏

ITを駆使し、時代に応じた写真の新しい楽しみ方を提案

株式会社キタムラは「写真」をキーワードに、デジタル画像も含めた「イメージ」のコンシュルジュとして、ユーザーに感動体験を届ける企業です。全国1000店舗にのぼる「カメラのキタムラ」では、写真プリントをはじめとする多彩なサービスを提供。また、写真館「スタジオマリオ」も運営しています。

同社はデジタルカメラおよびインターネットの普及に伴い、ITを活かしたサービス展開にも注力しています。

「お客様に対して、時代に応じた写真の新しい楽しみ方を常に提案しています。最近では、スマートフォン向けサービスの新規投入・拡充を進めています」(池田氏)

キタムラグループの情報システムと経理を担っているのが
株式会社キタムラビジネスソリューション(以下キタムラ)です。同グループの各種サービスをIT面から支えています。

ストレージの性能が最大2倍になりトラブルの頻度も大幅に削減

同社は各サービスにおいて、デジタルカメラの写真を中心とするデータ類はストレージに保存しています。数年前、従来用いていたストレージでさまざまな問題が顕在化しました。まず挙げられたのが安定性の問題です。

「当時はディスクトラブルで、リビルドが必要になるケースが何度か発生し、その対応に1日中張り付かなければなりませんでした。しかも、その間はサービスが止まり、機会損失につながってしまっていました」(黒河内氏)

さらにパフォーマンス面でも問題を抱えていました。たとえば、インターネットのプリントサービスに使うストレージでは、ユーザーの写真データを書き込むスピードだけでなく、実際にプリント作業を行う施設へデータを送る際の読み込みスピードも求められます。

「近年、写真データ1枚あたりの容量が増える傾向にあり、パフォーマンスが不足することが増えてきました。キャンペーンで注文が集中する際に、お客様からの写真データのアップロードに膨大な時間がかかっていました。また、データ読み込みが遅く、プリント施設へ即座に送れず、納品日に間に合わなくなる恐れがありました」(池田氏)

同社はそれらの問題を解決すべく、EMCジャパン株式会社(以下EMC)のアイシロンスケールアウトNASを導入しました。安定性とパフォーマンスの高さに加え、ノードを追加するだけで性能と容量を容易にアップできる拡張性を実現しました。

同製品の導入によって、従前の各課題を解決できたと黒河内氏は強調。現在は後継機種の「Isilon IQ3000 x」にリプレースし、サービスの基盤を担っています。

「トラブルの頻度が飛躍的に少なくなるとともに、シンプルな使い勝手のため、ほとんど手放しで運用できます。データ読み書きの性能は最大で約2倍となり、お客様がサービスをより素早く快適に利用可能となりました」(黒河内氏)

特にパフォーマンスについては、他ストレージと組み合わせて使っていた当初は他ストレージの性能が足かせとなっていましたが、EMCアイシロン単体での利用に切り替えたところ格段に向上したため、EMCアイシロンの高パフォーマンスを実感したと言います。

新サービスにもEMCアイシロンを採用しノード追加で性能と容量をアップ

キタムラは2011年8月4日、本のような仕上がりのオリジナルアルバムが手軽に作れる新サービス「フォト本」を立ち上げました。24ページ2,100円からという低価格、Web上で写真と文章を指定するだけの簡単さ、twitterなどで友人と共同制作できる仕組みから、多くのユーザーに利用されています。

池田氏は同サービスのシステムに用いるストレージの選定のポイントを次のように説明します。

「アプリケーション構築や運用管理の負荷をなるべく低減するため、シングルファイルシステムが大前提。それでいて、パフォーマンスと安定性に優れ、容量単価がリーズナブルなストレージを求めていました」(池田氏)

複数製品を比較検討した末、同じくEMCアイシロンの「Isilon X200」を採用するに至りました。

「やはり既存のEMCアイシロンと同様に、ノード追加で容量とパフォーマンスをアップできる点を重視しました。システムを稼働させたまま増設できるため、サービスを止めずに済みます」(黒河内氏)

他の選定ポイントとして、他製品はプロテクションレベルの設定がファイルシステム単位でしかできないのに対し、EMCアイシロンスケールアウトNASはフォルダ単位でできるという高い柔軟性を持っていることも採用を後押ししました。

2011年春からストレージの機器選定を始め、同年8月にカットオーバー。大きなトラブルもなく、安定稼働を続けています。

システム構成(概略)

ピンチアウトで拡大

要望の変化に応じた提案に評価・スモールスタートで運用を開始

これらキタムラのEMCアイシロンスケールアウトNASの導入は、東京エレクトロンデバイス(以下TED)の支援のもとに行われました。両氏はTEDのソリューションを高く評価しています。

池田氏は「フォト本」での導入を振り返り、目を細めます。

「ビジネスの面から、多くの需要が見込まれる夏休みまでに、何としても間に合わせたいという事情がありました。実質2ヶ月弱しかありませんでしたが、TEDに提案から構築サポートまで的確にご支援いただけたおかげで、目標通りサービスインできました」(池田氏)

黒河内氏は同案件におけるTEDの提案力を次のように評価しています。

「当初予定していた規模ではなく、初期投資をなるべく抑えるため、スモールスタートで始めたいという要望の急な変更に対しても、EMCアイシロンの特性を活かした代替案をすぐさまご用意いただけました。実際のシステム構築におけるサポートについても、EMCアイシロンのセッティングをTED側でほとんど終わらせておいていただけたのです。時間がない中、非常に助かりましたね。その後のチューニングなども、フットワークよく丁寧にサポートしていただけました」(黒河内氏)

キタムラでは今後、グループの他サービスでも、EMCアイシロン スケールアウトNASの適材適所での導入を検討していく予定です。また、既存システムの最適化も随時検討していきます。

「これからもTEDにご支援いただきつつ、EMCアイシロン スケールアウトNASを有効活用し、お客様のライフスタイルの変化やITの進化などに応じて、最適なサービス体制を造り上げていきます」(池田氏)

  • 安定性の向上でビジネス停止を最小化し、運用管理負荷が軽減できた。
  • 性能向上により、ピーク時でもスムーズなサービス提供が可能となった。
  • スモールスタートで始め、ビジネスに応じて拡張可能となった。

お客様プロフィール

会社名
株式会社キタムラ
本社所在地
神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-1 新横浜WNビル7F
設立
1943(昭和18)年5月
代表
代表取締役会長兼CEO 北村正志 / 代表取締役社長(COO) 浜田宏幸
WEBサイト
http://www.kitamura.co.jp/

記事は 2011年11月 取材・掲載のものです。

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