導入事例

東洋電化工業株式会社 様

製造

効率的で安全な情報インフラの実現を目指し仮想化基盤を構築
高い性能と信頼性を「Pure Storage」のオールフラッシュストレージで実現

お客様の課題

  • 個別の物理サーバーで構築されていたインフラ環境を最適化したい
  • クライアントPCのVDI化を実施し、より柔軟な情報活用を実現したい

TEDのソリューション

  • オールフラッシュストレージならではの優れたパフォーマンス
  • 将来にわたり安心して製品を活用できる長期保守プログラムを提供

導入製品

  • Pure Storage FlashArray
沖様

東洋電化工業株式会社
総務部
次長
沖 正人氏

東洋電化工業株式会社
総務部 情報システム課
課長
臼木 伸彰氏

株式会社
東洋ビジネスソリューションズ
営業部
次長
前田 隆昌氏

溶融金属処理用添加剤などの製造・販売を手がける東洋電化工業株式会社では、社内の業務サーバーやクライアントPCを収容する仮想化基盤の構築にあたり、Pure Storage(ピュア・ストレージ)社のオールフラッシュストレージ「FlashArray」を導入。高い性能・信頼性を確保すると同時に、圧縮・重複排除機能によるリソース有効活用や運用効率化、ITコスト削減など、数多くの成果を得ることに成功しています。

個別の物理サーバーで構築された業務システムの
仮想化基盤への統合プロジェクトに挑む

身の回りに存在する様々な工業製品の製造に欠かせない各種の副原料を提供しているのが、東洋電化工業株式会社です。2019年に創業100周年を迎えた同社では、顧客企業の多様なニーズに応えるべく幅広い分野でビジネスを展開しています。

「当社の主力事業である特殊アロイ事業では、自動車部品をはじめとする鋳鉄製品の物性を改善するための添加剤などを生産しています。加えて、様々な鉄鋼素材を海外から輸入する商事事業や、家畜の配合飼料に使用するリン酸カルシウムなどを製造する化成品事業など、多面的な事業展開を行っています」(沖氏)

同社において今回実施されたのが、こうした事業を支える業務システム群の仮想統合プロジェクトです。従来は各業務システムが個別の物理サーバーで構築されており、その運用管理や定期的な更新作業に大きな負担を強いられていました。これらを仮想化基盤へ集約・統合することで、インフラ環境の最適化を図るのが狙いでした。

「これに加え、クライアントPCのVDI化も今回の重要なテーマでした。クライアントPCもサーバーと同じように定期的な更新が必要ですし、社外持ち出し用PCのセキュリティ確保なども問題になります。もちろん安全対策は施してありますが、データがローカルに保存されている以上、リスクを無視することはできません。そこで、サーバー/クライアントPCとも、仮想環境への移行を図りたいと考えました」(臼木氏)

この取り組みを進める上で、特に重視したポイントが、新仮想化基盤用のストレージです。日々の業務を支える重要なインフラである以上、性能、信頼性、可用性、容量など、すべての面において高いレベルの能力が求められました。

新たなストレージにFlashArrayシリーズを採用
様々な業務システムの仮想基盤に

新仮想化基盤用ストレージの検討を進める中で、同社のIT関連企業である東洋ビジネスソリューションズの前田氏から提案されたのが、Pure Storage社のオールフラッシュストレージ「FlashArrayシリーズ」でした。

「東京エレクトロンデバイスからFlashArrayシリーズの紹介を受けた時に、一番感銘を受けたのが専業ベンダーならではの先進的なアーキテクチャです。市場には様々なフラッシュストレージが提供されていますが、中には単にHDDをSSDに置き換えただけのようなものも見受けられます。その点、FlashArrayシリーズは、一から開発したフラッシュデバイスに最適化された専用OSを実装しており、高度なデータ保護や高性能化・長寿命化など機能を提供しています。当社で導入したお客様からも高い評価を頂いていましたので、これを提案するしかないと考えました」(前田氏)

初期導入費用の安さだけを考えれば、ハイブリッドストレージなどの製品という選択もあります。しかし、FlashArrayシリーズであれば、面倒なストレージ更新作業などに煩わされることなく、長期間にわたって安定的な性能を維持できます。同社でも、こうした利点を活かせばTCO削減にも役立つと判断。最新モデルである『Pure Storage FlashArray //X20』の採用を決定し、2018年10月末より本稼働を開始しました。

「FlashArrayシリーズは設定もシンプルで、導入作業も非常にスムーズでした。現在は販売/会計などの基幹システムや工場系の調達システム、グループウェア、ファイルサーバーなど、様々な業務システムを仮想化基盤上に集約しています」(臼木氏)

東洋電化工業における仮想化基盤への集約・統合

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システムの性能を大幅に向上し業務の効率化が可能に
管理者側のリソース有効活用にも成功

FlashArrayシリーズの導入後、同社ではシステムの大幅な性能向上が実現。従来は約1時間半掛かっていたバッチ処理を30分程度で終えられるようになりました。加えて、在庫検索などのオンライン処理も高速化され、従来は4~5分掛かっていた検索処理が1分程度でできるように。これにより業務の生産性は大きく向上し、管理者側もより余裕を持った運用が行えるようになりました。

「今回は業務システム側には手を加えていないため、ほぼストレージの能力だけでこれほどの性能強化が実現できたことになります。まさに期待通りの製品でした」(臼木氏)

 さらに、FlashArrayシリーズの重複排除及び圧縮機能により、物理的な書込みがファイルサーバーで
2分の1、それ以外の業務サーバーでは3分の1以上となり、データ使用容量を抑えることができました。
限られたリソースを最大限に活用できるため、IT投資の最適化や新たなユーザーニーズへの対応にも大きな効果が見込まれています。

「信頼性・可用性も高く、他のストレージのように障害対応に追われるようなこともありません。ソリューション提供を行う立場としても、非常に安心できる製品だと感じています」(前田氏)

クライアントPCのVDI化についても、着々と取り組みが進められています。現在は一部端末を対象とした試験運用を行っているところですが、ユーザーからは従来の物理PCと全く遜色がないとの評価が寄せられています。今後は約50台のPCからVDI化を推進し、さらに100台規模へと拡げていく予定です。

「こうした環境が実現できれば、社外からでも安全に業務情報を活用できるようになり、隙間時間を有効的に使うことで、お客様への対応スピードも早めることが可能になります。ITがビジネスの成長に欠かせなくなっている時代ですので、我々も今回構築した仮想化基盤を積極的に活用していきたい」(沖氏)

将来的には、FlashArrayシリーズのレプリケーション機能を利用したBCP対策なども視野に入れているとのこと。今後も様々な場面で、同社のビジネスを支えていくことになりそうです。

  • バッチ処理時間を約1/3に短縮。オンライン処理のレスポンスも向上
  • 各業務システムのデータ容量を約1/3に削減

お客様プロフィール

会社名
東洋電化工業株式会社
本社所在地
高知県高知市萩町2-2-25
設立
1919年4月
代表
入交 建太
WEBサイト
http://www.toyodenka.co.jp/

【お客様のご紹介】東洋電化工業株式会社

東洋電化工業では、各種産業用素材の提供を通して日本の製造業を支える重要な役割を果たしています。鋳鉄が自動車部品のエンジンやシャーシ、重要保守部品などの最終製品に姿を変えられるのも、同社の溶融金属処理用添加剤があればこそ。また、高知県で産出される石灰石を用いた炭酸カルシウムは、ゴム・プラスチック製品からガムなどの食品まで幅広く用いられています。さらにその他にも家畜の配合飼料、人工地盤材料の灰テックビーズ、鉄の溶接・切断用アセチレンガスの原料であるカーバイドなど、多彩な製品群を提供。日々の暮らしに貢献し続けています。

記事は 2019年05月 取材・掲載のものです。

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