バックアップは、ハードウェアの故障などシステム障害によるデータの消失・破損に備え、ストレージのデータ領域を別の記憶装置にコピー、保存しておくことです。万一の際にはバックアップしたデータをリストアすれば、バックアップをとっておいた時点の状態に戻すことが可能です。 バックアップは古くからあり、業務時間の終了後にディスクの内容をテープに書き込むという作業が行われてきました。最近はネットワーク経由による別のストレージへのバックアップや、クラウドストレージを利用したバックアップが行われています。またバックアップデータを世代で管理して差分だけをバックアップしたり、データの重複排除や圧縮により容量を抑えながらバックアップを高速に実行したりできるストレージ製品も普及しています。