現在、多くの業務システムがブラウザ上で利用するWebアプリケーションとして作られています。Webアプリケーションは、プログラミングされたコードを逐次処理・実行する仕組みのため、従来のようなバイナリファイルとしてコンパイルしたプログラムよりも動作が遅いという欠点があります。こうした欠点を補うために、Webアプリケーションを高速化する開発テクニックもありますが、もっと簡単に高速化する方法があります。 その一つは、Webアプリケーションへの接続を高速化するCDN(Contents Delivery Network)サービスを利用する方法です。CDNを利用すると、ブラウザとWebアプリケーションサーバーとの間の接続ルートにあるキャッシュサーバーが、オリジンサーバーに代わって配信するという役割を果たします。また、アプリケーショントラフィック処理能力に優れたネットワーク機器を導入することにより、Webアプリケーションを高速化する方法もあります。