BlackHatとRock Star、時々ドラゴンボール
今年のBlack Hat USAはバーチャルとリアルのハイブリッドで開催されました。
初日終わりに複数のスピーカーが討論を行うキーノートセッションで印象的な発言があったようです。
今年のBlack Hat USAはバーチャルとリアルのハイブリッド開催でした。
私はバーチャルのみの参加だったのですが、
現地に足を運んだ同僚によると、通常の半数以下の参加ではありながら、熱気は凄かったとのことでした。
やはり皆、コミュニケーションに飢えているようです。
さて。
初日終わりに複数のスピーカーが討論を行うキーノートセッションがありました。
ビールを飲みながらの本音トークでなかなか面白かったのですが、
特に印象に残った発言がありました。
ファシリテーターの
「防御側は攻撃側にどう立ち回ればよいか – “D”efense greater than “O”ffence 2021 edition」
というお題に対し、あるスピーカーが、
「OffenceはSexyなRock Starで脆弱性を見つければ称賛されるが、DefenseはNetworkを守っても単なる”業務”でしかない。」
と述べたのです。
私はセキュリティの最終的な解決策はここしかないんじゃないか、と思っています。
つまり、DefenseがSexyなRock Starになることが出来るかどうか、に尽きるということです。
ソフトバンク・テクノロジーの辻さんが、
「セキュリティは格好いいんだ、ということを伝えたい。」
ということを以前どこかで仰っていましたが、これも同じことなのでしょう。
組織を守ることでスポットライトを浴びるようなSexyなアイコンがDefense側に登場すれば、何かが変わるのかなぁ、、
と目の前にある英語版のドラゴンボールZにそっと手を伸ばすのでした。