生成AIセキュリティ

5分でなるほど!Netskope Agentic Brokerとは?
AIエージェント時代の新しいセキュリティ対策

AIエージェントの活用が進む中、機密情報に関する新たなリスクへの対策が求められています。

本記事では、MCPの概要と、Netskope Agentic BrokerによるAIエージェントの利用状況の可視化や制御機能についてご紹介します。

1.まず押さえたいポイント

AIエージェントの活用が進む中で、
「AIエージェントが何をしているのかを把握し、適切に管理すること」
が重要になってきます。

Netskope Agentic Brokerは、AIエージェント時代のためのセキュリティ製品です。
AIエージェントが「どのツールにアクセス」し、「どのデータを扱っているのか」を可視化し、必要に応じて制御できます。

2.便利さの裏にある課題

「AIエージェントがデジタル従業員として活躍する時代がやってくる」そんな未来の話は、もはや現実になりつつあります。
AIエージェントは、メールやチャット、ファイル、業務システムから必要な情報を集め、私たちの代わりに調査や分析、タスク実行を支援します。まるで「優秀な同僚」が一人増えたような存在です。

多くの企業が業務効率化を目的に導入を進めています。しかし、その裏で見落とされがちな課題があります。

「そのAIエージェントは、どんな行動を取っている、どこまでの情報にアクセスできるのか?」

AIエージェントはMCP(Model Context Protocol)を利用して、さまざまなツールやデータと連携します。その結果、業務の自動化が進む一方で、機密情報へのアクセスや重要データの変更・削除といった新しいリスクも生まれています。

例えば、Claude CodeのAIエージェントがGitHub MCPサーバーからソースコードを取得したり、Notion MCPサーバーから社内ドキュメントを参照するとします。

非常に便利な一方で、本来アクセスできるべきではない情報にアクセスしてしまう可能性があります。

  • APIキー
  • アクセストークン
  • 機密ソースコード など

また、AIエージェントが社内データベース、例としてSQL MCPサーバーと連携して分析を行う場合には、

  • 従業員の個人情報
  • 取引先情報
  • 未公開のプロジェクト情報

といった機密性の高いデータにアクセスしてしまう可能性もあります。

Agentic Brokerの役割こうしたリスクに対応するために活躍するのが、Netskope Agentic Brokerです。

3.MCPとAgentic Brokerを理解しよう

3.1 MCPとは?

Model Context Protocol(MCP)とは、AIモデルがデータソースや各種ツールに安全に接続できるようにするオープン標準です。

3.2 Netskope Agentic Brokerとは?

Netskope の AI 可視性とセキュリティ制御を MCP ベースのエージェント通信に拡張し、非人間的な AI インタラクションを完全に監視できる機能になります。

Netskope Agentic Brokerの主な機能

①MCP利用状況の可視化
企業内で「誰が・どのAIアプリから・どのデータベースまたは、MCPサーバーと通信しているか」を網羅的に把握できます。

MCP利用状況の可視化

テナント上では、このように可視化できます。

②リアルタイム保護ポリシー
AIによる意図しないデータの書き込みやシステムの実行など、危険なアクションをリアルタイムで検知・ブロックできます。

③きめ細かな制御とDLPによる情報漏えい対策
MCPの通信内容を検査し、機密データの外部送信や、特定の未承認サーバーへのアクセスを確実に防止できます。

④アプリカタログとリスク評価
公開されている様々なMCPサーバーのセキュリティリスクを事前に評価し、安全なツール連携の運用を支援します。

 アプリカタログとリスク評価

よく利用されるMCPサーバーをピックアップすると、テナント上のリスク評価ではこのように表示されます。現在、568件のリスクデータベースが登録されており、その内容を確認できます(2026年8月10日現在)。

3.3 Netskope Agentic Brokerの運用面での特徴

  • 既存のNetskope DLPポリシーをそのまま活用可能
  • 他のNetskope機能と同じコンソールから一元管理可能
  • 追加エージェント不要で、既存のNetskope Clientをそのまま活用可能

4.最後に

AI エージェントは、これからの企業にとって欠かせない「デジタル従業員」になっていくでしょう。

だからこそ重要なのは、「AIエージェントの統制」です。

従業員に内部統制が必要なように、AIエージェントにも適切な管理が必要です。
Netskope Agentic BrokerはAIエージェントの活動を可視化し、適切に制御することで、安全なAI活用を支援します。

Agentic Brokerだけでなく、NetskopeのAI Securityソリューション全体について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひチェックしてみてください。

Netskope One AI Security 概要:AI 時代のゼロトラストセキュリティとは

参考
Agentic Broker – Netskope

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