クラウドセキュリティネットワーク

NetskopeのDEM Alert機能を使ってみた!

NetskopeのP-DEMで利用できるAlert機能の設定方法をご紹介します。

DEM Alertとは

DEM AlertとはNetskope Proactive Digital Experience Management(P-DEM)で監視しているステータスの重要なイベントに対してアラートを提供する機能です。この機能によりネットワークやクラウドアプリケーションのパフォーマンス異常をリアルタイムで検知し、適切な対応をとることができます。

●設定方法

テナントの黒帯メニューから Digital Experience Management > Alerts に移動します。

 

右上の「Alert Configurations」をクリックします。

「New Alert Configuration」をクリックします。

設定画面から「Alert Name」を入力し、CategoryとSeverity(重大度)を選択します。

Categoryは以下3つから選択します。

・Network:指定時間以上トンネルがダウンしていた場合、または指定時間以内にトンネルの切り替えが発生した場合にアラートを上げる

・Platform:選択したPOPの指定サービスにステータス変化があった際にアラートを上げる

・Private Apps:選択したPublisherのリソース(CPM/メモリ/HDD)が閾値を超えた場合にアラートを上げる

次に通知方法を選択します。

通知方法はEmail、Webhookが選択できます。

WebhookはSlackまたはCustomでの設定が可能です。

Webhookを作成していない場合は「New Webhook」から作成を行います。

New Webhook画面での設定項目は以下となります。

・Name:Webhookの名前を入力

・Webhook Provider:SlackまたはCustomを選択

・URL:WebhookのURLを入力(Slackを利用する場合はIncoming Webhookアプリをインストールし、発行されたWebhook URLを入力)

・Email:Webhookが失敗した際にエラーを通知するメールアドレスを入力

●アラート通知画面

実際にEmailで受信したアラートの例を以下に示します。こちらの画面は SeverityがHigh のもので左から 異常検知、状態回復、アラートクローズ の通知内容が確認できます。

まとめ

Netskope P-DEMのAlert機能を活用することで、ネットワークやプライベートアプリの異常をリアルタイムで検出し、迅速な対応が可能になります。特にカスタマイズ可能な閾値設定や多様な通知手段(Email/Webhook)を活用することで、IT運用の効率化とユーザーエクスペリエンスの向上を実現できますので是非ご活用ください。

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