クラウドセキュリティ

WizがIDC MarketScape for ASPMでリーダーに選出|ASPMの重要性と評価ポイント

Wizは、IDC MarketScape 2025年版「Application Security Posture Management(ASPM)」市場評価において、リーダーに選出されました。本記事では、ASPMの概要、IDC MarketScapeの評価基準、そしてWizが高評価を得た理由を解説します。

WizがIDC MarketScapeでリーダーに選ばれた背景

クラウドネイティブ開発やAIを活用した高速なアプリケーション開発が進む中、従来のアプリケーションセキュリティ(AppSec)では、複雑化するリスクに対応しきれない課題が顕在化しています。こうした背景から、コードからクラウドまでを一元的に管理し、リスクを優先度付けして迅速に修正できるASPMが注目されています。
Wizはこの度、この新しい市場における主要ベンダーを評価するIDC MarketScapeにおいて、リーダーと評価されたことを発表しました。

Wiz Recognized as a Leader in the 2025 IDC MarketScape for ASPM

ASPMとは何か?なぜ重要なのか?

ASPM(Application Security Posture Management)は、アプリケーションのセキュリティ体制を包括的に管理するアプローチです。従来の分断されたスキャナーや手動プロセスでは、クラウドやコンテナ、マイクロサービスを含む複雑な環境に対応できません。
ASPMの特徴は以下の通りです:

  • コードからクラウドまでの可視化:ソースコード、CI/CDパイプライン、クラウド環境を統合的に監視。
  • リスクの優先度付け:脆弱性や設定不備をビジネスリスクに基づいて評価。
  • 修正の迅速化:開発者向けツールや自動化を活用し、修正を効率化。

IDC MarketScapeとは?評価の仕組み

IDC MarketScapeは、IT市場におけるベンダーの競争力を評価するレポートです。評価は「戦略」と「実行力」の2軸で行われ、各ベンダーのビジョン、製品機能、顧客サポート、イノベーションなどが分析されます。
ASPM市場においては、以下の観点が重視されます:

  • 統合性:複数のセキュリティ機能を一元管理できるか。
  • 開発者体験:開発プロセスに自然に組み込めるか。
  • 修正支援:リスク対応を迅速に行える仕組みがあるか。

IDC MarketScape for ASPMの評価ポイント

IDCはASPM市場で以下のポイントを評価基準としています:

  • 包括的な可視化:コード、パイプライン、クラウド環境を横断的に把握。
  • リスクベースの優先度付け:ビジネス影響を考慮したリスク管理。
  • 開発者との連携:IDE統合、PRスキャン、CLIツールなどの提供。
  • 自動化とAI活用:修正提案やポリシー適用の自動化。

Wizが高評価を得た理由(3つの強み)

IDCはWizをASPM市場のリーダーに選出した理由として、以下の3点を挙げています:

  1. 統合プラットフォーム:Wizはコードからクラウドまでを一元的に可視化し、複数のセキュリティ機能を統合。
  2. 開発者体験の最適化:IDE拡張、VCSのPRスキャン、CLI統合により、開発プロセスに自然に組み込める。
  3. AIによる修正支援:リスクの優先度付けとAIによる修正提案で、対応スピードを大幅に向上。

まとめ

Wizではクラウドのリスク対策を支援するWiz Cloud、開発チームの安全なクラウド開発を支援するWiz Code、クラウドに対する脅威への対策を支援するWiz Defendにより、クラウドの開発から運用まで、一貫したセキュリティを提供するソリューションを提供しております。

ASPMは、クラウドネイティブ時代のアプリケーションセキュリティにおいて不可欠なアプローチです。IDC MarketScapeでWizがリーダーに選ばれたことは、これらのソリューションの技術力と市場での信頼性を示しています。

Wizについて詳しくはこちら。または、下部「お問い合わせ」ボタンよりお問い合わせください。

お問い合わせ

この記事に関連する製品・サービス

この記事に関連する記事