重複排除技術はありますか? |
対応しています! |
前回のおさらいにもなりますが、PowerScale Isilonは、
がコンセプトであり、スモールスタートで、スケールアウトするNASです。
とはいえ、むやみに容量を消費するのは得策とは言えません。
PowerScale Isilonでは、ある単位のブロックで重複排除をする事で、同じ内容のデータを高圧縮させ、
より効率的なストレージ利用をしていただけます。
重複排除ができるのは、理解したけど、他にGB単価を安くする
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データの階層構造に対応できます |
プライマリ用のノードと、ニアライン用のノードを、SmartPoolsという機能で組み合わせる事ができます。
お互いの特性を有効利用させながら、
フラッシュ(SSD)を使ったストレージが出ているけど、PowerScale Isilonは? |
PowerScale Isilonのフラッシュ技術は、色々なメリットがあります |
フラッシュは、HDDと比べると、高価なものです。
高いコストパフォーマンスを追求できるよう、下記の特徴を持ちます。
これにより、特殊ファイルを高速I/Oさせたり、EDAなどの解析分野などの高いI/O性能を求められる場合に、非常に有効となります。
PowerScale Isilonだと、管理者が楽になれるポイントは? |
PowerScale Isilonをご利用いただいているお客様は、いくつかのポイントで喜ばれています! |
前回号でご紹介した、複数のクライアント端末からのアクセスを、ロードバランスにより負荷分散します。
各PowerScale Isilonのノードが、どこからでも処理を受け付けるため、できる技術です。
また、ファイルの書き込み時には、そのファイルを分割(パリティデータも)して、それぞれのノードに分散書き込みをしますので、常に、各ノードのストレージ利用率は均一です。
ノードを追加した際も、自動で、再均一化を、バックグラウンド処理します。
よって、アクセス入口部分も、データ部分も、分散されるため、偏りをなくす設計思想となります。
これは、従来型のストレージで、DISK増設をされた場合に、データ移行していかないと均一化ができないため、非常に喜ばれている点となります。
世代交代の場合に、PowerScale Isilonなら、運用いただきながら、世代交代ができます。
既存のPowerScale Isilonクラスターに、新規ノードを追加し、データを移動させるだけです。
移動後には、旧PowerScale Isilonノードの撤去をするだけで完成です。
1ボリュームの容量上限が低い、従来型のNASでは、保存されるデータ量が多くなると、別ボリュームへのデータ移行が必要になります。移行される側のデータ群の中で、あるファイルは、別ファイルをハイパーリンクでリンクしている場合、それを考慮する必要があります。
もし、データ移行をする場合、そのボリュームに2つの部署のデータがある場合、どちらの部署のデータを移動すべきかは、とても気苦労が多い点です。
PowerScale Isilonでは、1ボリュームの容量上限が、最大で20PBとなるため、事実上、無制限に近い容量を確保できますので、このような心配は不要となり、PowerScale Isilonユーザー様からは重宝されている機能です。
従来型のRAIDとホットスペア技術では、昨今のHDDの大容量化にともない、ホットスペアDISKへのデータ復旧には、時間を要します。例えば、24時間ほど掛かる場合、もう1台のHDDに障害が発生すると、データロストになる危険性も高まります。
PowerScale Isilonでは、障害が発生したHDDのデータ全てではなく、まずは、障害が発生した箇所のデータだけをPowerScale Isilonの空領域にデータ復旧をします。
まずは、データをヘルシーな状態にし、多重障害でのデータロストの危険度を最小にする。
これが、PowerScale Isilonのバーチャル ホットスペア技術のコンセプトです。
従来型NAS製品では、コントローラがActive-Activeの場合、片方のコントローラに障害が発生すると、縮退運転は、約50%以下になります。例えば、PowerScale Isilonの5ノード構成では、1台のコントローラ障害では、20%ほどの影響はでますが、縮退運転による影響度は少ないと言えます。
複数のActive Directory環境下であっても、PowerScale Isilonの特性である1つのボリュームで利用できます。
全社的、全グループ企業向けの、統合ファイルサーバーとしても、PowerScale Isilonの利点を活かしたご利用が可能です。
クライアント環境の変化(WindowsXPから、Windows7やWindows8への移行)や、アプリケーションサーバーからの負荷増大に対して、稼働中のNAS自体のパフォーマンス強化が必要になるケースが考えられます。
従来型のNASだと、上位モデルへのリプレイスが検討の候補となりますが、モデル選定のためのサイジング、ネットワーク、LUN、共有ポイントなどのストレージ設計部分の見直し、データ移行などが必要になります。
PowerScale Isilonでは、投資済み構成を有効に利用し、さまざまな要件変更に対して柔軟に対応できます。
スモールスタート型で、巨大な1ファイルシステム(1ボリューム)を作れるPowerScale Isilonは、さまざまなシーンでご利用いただけます。