JANOG55 参加レポート

京都で開催されたJANOG55に参加してきましたので、イベントの様子や所感について投稿します。
はじめに
2025/1/22 ~ 24に開催された「JANOG55 meeting」に参加してきました!
JANOG meetingには今回が初参加となります。
JANOGとはJApan Network Operators’ Groupを意味し、インターネットに於ける技術的事項、 および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより 日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。
全国各地にて年2回開催されており、前回(JANOG54)は奈良、今回は京都の 「京都市勧業館みやこめっせ」での開催となりました。
展示ブースについて
非常に多く(158社!)の企業がブースを出展しており、それぞれ特色のある製品やサービスの紹介が行われていました。
当社からは「Wiz CNAPP」という ソリューションに関する展示ブースを出展させていただきました。
「Wiz CNAPP」については以下でも詳しくご紹介させていただいておりますので、こちらもぜひご参照ください!
また、今回はExtreme Networksに関する展示ブースにつきましてもメーカー様と共同出展させていただいております。
こちらのブースでは、「ExtremeCloud IQ」 及び 「Fabric Connect」というソリューションをご紹介させていただきました。
「ExtremeCloud IQ」 及び 「Fabric Connect」につきましては、以下のリンクをご参照いただけると幸いです!
ExtremeCloud IQ Fabric Connect
プログラムについて
メイン会場で行われている展示ブースとは別に、講演形式でのプログラムも開催されておりました。
個別のテーマに沿った技術的な内容について、現場のエンジニアの方の体験したリアルな苦労話や課題解決までのプロセス等の深い話を聞くことができ、非常に興味深いものが多かったです。
本ブログでは個人的に一番印象に残った以下のプログラムについてご紹介いたします。
このセッションでは、KDDI様の大規模ネットワークでの作業において、Jupyterを使用した自動化を実現された事例を基に、ネットワーク運用の効率化と信頼性向上を目指した自動化の様々な側面について説明と議論が行われました。
こちらの事例では、ネットワークエンジニアとソフトウェアエンジニアが混在したクロスファンクショナルな開発チームを結成し、“自動化の壁”(属人化やスキル不足、多忙によって自動化を進めることができないこと)を乗り越えたという話がありました。 この体制によってSWエンジニアによる客観的な視点により、NWエンジニアの 固定概念に捉われないソリューションを生み出すことができたという点に感銘を受けました。
一方で、自動化を実施するための最低限のソフトウェアスキル(コードの読み書きは出来ずとも、最低限ソフトウェアを利用できるレベル)については、専門のソフトウェアエンジニアだけでなく、今後ネットワークエンジニアにも必要になってくるのではないかと感じました。
私はどちらかというとネットワークエンジニア側となり、JupyterやAnsibleといった自動化を実現するための技術についてはまだまだ理解が浅いため、今後積極的に勉強していきたいと思います。
最後に
今回自身の担当業務では直接触れることのできないような分野も含め、IT業界全体の様々な分野の最新の技術について知見を深めることができ、非常に良い経験となりました。
次回のJANOG開催は島根となりますため、地理的なハードルは高いものの、チャンスがあればぜひ参加したいと思います。
余談
私が日頃の業務で製品サポートを担当させていただいているF5, Inc.(以下、F5)様も展示ブースを出展されており、「F5 Distributed Cloud Services」について紹介されていました。
みなさま「F5 Distributed Cloud Services」についてご存知ですか?
「F5 Distributed Cloud Services」とは、F5が提供しているSaaS型のセキュリティサービスです。以下のブログでも詳しく解説させていただいておりますので、こちらも併せてご覧ください。
F5 Distributed Cloud Services ( F5 XC ) とは?
また、本サービスにつきましては当社にてデモも可能となっておりますので、少しでもご興味がございましたら以下よりお気軽にお問い合わせください!