HashiCorpの製品群とは・・・?
HashiCorpについて営業目線で書いています。HashiCorpの概要を分かりやすくお伝えできればと思います。
前回に引き続き、HashiCorpの営業担当をしているYMDからです。
前回予告したように、営業から見たHashicorp製品の理解について書いていきます。
営業目線でのお話なので、テクニカルな内容がなくごめんなさい(最初に謝っておきます。)
HashiCorp(ハシコープ)のミッションとは
HashiCorpは、クラウドオペレーションモデルの制約を解放し、デジタル変革を成功に導くことをミッションとしています。
製品群として、IaCのTerraform、動的シークレット管理のVault、マイクロサービス運用ツールのConsul、セキュアなリモート接続を実現するBoundary、アプリのデプロイ自動化とスケジューリングのNomad、それから、サーバーのゴールデンイメージ作成ツールのPacker、これらが現在商用版としてリリースされています。以下にそれぞれ少し私の理解を記載してみます。
HashiCorp(ハシコープ)の製品群
クラウドインフラの構築をコード化(IaC)し、自動化する製品です。例えば、利用環境ごとのGUIでの管理ではなく、複数のシステムを1つのプラットフォームで管理ができたり、バージョンの管理をGitを使ってできるなどのメリットがあります。これらを実現できることから、クラウドの運用コスト削減、工数削減、自動化によりミス削減ができるようになります。
シークレット管理やアプリケーションのデータ保護のための暗号化を行う製品です。
セキュリティを強化しながら、キーマネジメントに関する工数を削減することで、企業の競争力向上に寄与する製品です。
動的なアプリケーションのサービスを自動検出するサービスディスカバリーやネットワークの構成管理を自動化する製品です。
サービスとIPアドレスの紐づけ情報などのサービスの構成情報や、クラウドインスタンスの動的IPアドレスによる送信元・宛先情報の変動も把握することができます。サービスのスケールアウト、スケールインを柔軟に行うことでき、想定よりアクセスが増えた際にも、エンドユーザーの要求に応えることができる製品です。
IDをベースとしたセキュアなリモートアクセスを実現する製品です。アクセスを求めるユーザーの権限情報を基に、ポリシーを使用してアクセスを制御することができます。IDaasなどの認証基盤との連携もでき、複雑なネットワーク、セキュリティ環境において安全かつシンプルなリモートアクセスを実現できます。
アプリケーションデプロイメント as codeと呼ばれている、クラウドやオンプレ全てのタイプのワークロードの自動化の仕組みを提供する製品です。デプロイの自動化、迅速化や、スケジューリングの自動化ができるため、開発者や管理者のを工数を大きく削減することで、開発の迅速化、管理者のコスト削減ができます。
クラウド、仮想マシン、オンプレ環境など横断的な環境でのゴールデンイメージの作成や保持、配布の自動化を行うことができる製品です。イメージの作成や、標準化、配布を自動化することで、工数の削減やシステムの安定化ができ、コスト削減や信用性向上などに役立ちます。
それぞれ今後のクラウド環境での課題解決に大いに役に立つ製品だと思うので、勉強して皆様に情報提供していきたいと思います!