Netskope SASE Summit Japan2023参加レポート

Netskope Japanが主催するSASE Summit Japan 2023 に参加しましたのでその概要をお伝えします。

SASE Summit Japan 2023

2023年7月20日に開催されたNetskope JapanによるSASE Summit Japan 2023に参加してきました。

会場はユナイテッドシネマ豊洲のシアターで行われ、約400名収容できる映画館でしたが事前登録時点で400名を超える登録があったとのことで大変賑わっておりました。
受付をすますと、映画のチケットのようなSASE Summitのチケットと、飲料とポップコーンをいただきシアターへ入場しました。
(写真にはありませんがポップコーンは映画館ならではなのか雰囲気がありますね！)

席に着いたところでSASE Summitが始まりました。
今回のSASE Summitのアジェンダはこのような形でした。

15:00〜15:05：ご挨拶
　　　　　　 Netskope Japan株式会社カントリーマネージャー大黒甚一郎
15:05〜15:15：Netskope米国本社からのメッセージ
　　　　　　 Netskope, Inc. Chief Executive Officer（最高経営責任者）Sanjay Beri
15:15〜15:45：現在起きているサイバーセキュリティの大きな変化
　　　　　　 Netskope Japan株式会社カントリーマネージャー大黒甚一郎
15:45〜16:00：SASEの「A」〜Netskope Borderless SD-WANとZTNA NextでVPNレス〜
　　　　　　　Netskope Japan株式会社ソリューションエンジニアマネージャー小林宏光
16:00〜16:30：対談ハイブリッドワークを支援するSASE導入への道
16:30〜17:00：ユーザー企業によるパネルディスカッション

冒頭の挨拶とNetskope米国本社からのメッセージの後はNetskope Japan株式会社カントリーマネージャー大黒氏による、「現在起きているサイバーセキュリティの大きな変化」といったタイトルでの講演がありました。
Netskopeの始まり今に至るまでの歴史やミッション、導入実績の現状などについて紹介されていました。Netskope全体の導入実績としては現状2,500社以上の顧客数を持ち、Fortune100うち、25社以上が導入しているそうです。

また、最近話題になっているテーマとして昨今話題のChatGPTへのNetskopeでの対応といった部分の話などもあり大変興味深い講演でした。

続いて「SASEの「A」〜Netskope Borderless SD-WANとZTNA NextでVPNレス〜」の講演では最近新たにNetskopeよりローンチされたNetskope Borderless SD-WANについて製品概要や今後のロードマップを含めて説明がありました。

その後のセッションとしては、「業務とDXを支援するSASE導入への道」「ユーザー企業によるパネルディスカッション」といったところで、実際のNetskope導入企業様による対談形式の講演が続きます。
この講演では実際の導入企業様によるNetskopeの導入前のPOCから導入時、実際に運用した際に苦労したことや、Netskope導入の背景や導入したことによる効果等、ディスカッション形式で講演され、実際の導入企業様によるリアルな声を聞く事が出来てとても参考になりました。

私的に印象的だったのは、Netskopeを導入したことで従業員がセキュリティも担保しつつ、委縮しないで業務を遂行できるようになったといったコメントでした。
実際にNetskopeを使っていると、アクティビティやファイル名、アカウント名等こんなことまで可視化できるのか！と驚くこともある一方で、利用者側には監視されているというネガティブな捉え方をされてしまう可能性もあるのかなと個人的に思っていましたが、それよりも、自分たちが正当な業務に関連することをしているという事の証明として社員を守ることができるようになったといったことが印象的でした。

他の登壇者の方もYoutubeの可視化ができたことで「Youtubeの利用が多いから業務外利用が多い」ではなく、どの動画を見ているのかが可視化できたことで、従業員が提案資料等の作成のために動画を見ているということが可視化できて、遊びや業務外の利用ではなく業務として利用し通信している、というのが証明できるようになったというようなコメントもあり、Netskopeを導入したことによるメリットというのが伝わってきました。