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テクノロジー解説 - DellEMCDataDomain - 東京エレクトロンデバイス

テクノロジー解説

高速で柔軟、安全なバックアップを支える業界最高のテクノロジー

さまざまな規模、多彩な業種で最適なバックアップ環境を提供する「EMC Data Domain」は、重複排除技術やデータ非脆弱性アーキテクチャなど業界最高のテクノロジーを搭載する、バックアップ・リカバリーのための重複排除ストレージシステムです。

■バックアップデータもディスクに保存がスマート・・・重複排除テクノロジー

「Data Domain」は数ある重複排除の方式の中でも、最も効率性に優れる”可変長ブロックサイズ”による重複排除方式を採用しています。可変長ブロックサイズとは、「Data Domain」に転送されてくるバックアップデータを即座に解析し、最も重複排除率が高くなるようにさまざまなブロックサイズに区切り、ユニークなブロックのみを選別・書き込みをします。そのため、固定長ブロックサイズの重複排除よりも効率的に多くのデータを長期間保存することが可能です。

重複除外テクノロジー説明図

重複除外テクノロジー説明図

また、重複排除処理を全て内蔵のCPUとメモリ上で行うインライン方式を採用し、重複排除されたブロックのみをHDDに書き込みます。一般的に多くのディスク製品では多数のHDDに対して並列分散書き込みをすることによって性能が向上しますが、「Data Domain」はHDDへの書き込みが重複排除によって少なくなりますので、HDDの数への依存が少なく、かつ高速なスループットを実現しています。

重複除外テクノロジー説明図

 

 ■完全なデータ保護・・・データ非脆弱性アーキテクチャ

「Data Domain」では、さまざまな方法でストアされたバックアップデータの保護を行います。物理層ではRAID6とホットスペアディスクにより、最大3個のHDDの同時障害にも耐えます。また論理的には、書き込みの際に計算したチェックサムと読み出しの際のチェックサムを比較、障害検出、修正することによって内部データの整合性を保障します。

データ非脆弱性アーキテクチャ説明図

 
■災害対策を全てのシステムに・・・EMC Data Domain Replicator (ライセンスオプション)

今までの災害対策の課題 = テープバックアップの問題点

災害に備えるには、データを安全なサイトにコピーしておく必要があります。バックアップソフトウェアを使ってテープを作成しオフサイトへトラックで運ぶ方法の場合、手動作業のためエラーを引き起こしやすく、またセキュリティに関するリスクもあります。一方、WANを経由した膨大な量のバックアップデータの移動は、コストや時間の面から十分な方法とは言えませんでした。

テープバックアップの問題点説明図

「Data Domain」でこれまでの問題を解決

「EMC Data Domain Replicator(DD Replicator)」ソフトウェアは、重複排除後のユニークなブロックのみをリモートサイトに転送するため、WAN回線帯域使用率を最大で99%削減します。具体的には、これまでのプライマリディスクのレプリケーションに必要と言われていた回線の1/20以下の回線でも十分な災害対策システムの構築が可能になります。また、暗号化によるセキュリティの向上も可能です。

「Data Domain」で解決説明図