ソリューション

エンタープライズ WAN Routing ソリューション

Arista 5000 seriesはエンタープライズクラスのWANのエッジやアグリゲーションに最適なルーティングを提供します。

SD-WANソリューション

現在、企業向けネットワーク機器やサービスを提供する主流プロバイダはいずれも、従来のルーティング WAN ポートフォリオに加えて、 少なくとも1つはSD-WANソリューションの選択肢を提供しています。初期の新興企業の領域から買収を経てネットワーク環境の主流へと移行したテクノロジーには、当初からの独自アーキテクチャや非主流のプラットフォームの選択肢の大半が残っています。また、従来型のフェデレーション・ルーティング・プロトコルに基づき、通常は CLI を使用して手動で設定する既存の WAN ネットワークが、依然として企業や通信事業者市場における最も一般的なシステムのタイプであるという内在的課題もあります。固有の製品カテゴリーとして進化してきた SD-WANは、相互運用性の低いシステムになることが多く、その独自機能によって単一ベンダーへの固定化をもたらすような設計になっていました。その結果、SD-WANのポートフォリオは、相互運用性に欠け、導入費用が高く、製品ライフサイクルが短いものとなっています。このような SD-WANソリューションは、企業にとって技術的負債となり、固有の独自技術スタックのトレーニングやメンテナンス、サポートに継続的な投資を必要とします。また、通信事業者にとっては、このような独自システムは顧客に新しい価値を提供する機会を阻むものになります。 さらに独自ソリューションから、大手エンタープライズ・ネットワーキング・プロバイダがサポートするユニバーサル標準ベース・ソリューションへと転換することはほとんど不可能です。初期の代替WANソリューションを導入した多くのユーザーは、そこから 抜け出せないと感じています。これらの要因が第1世代SD-WANソリューションのライフサイクル予想、成長見通し、適用範囲を制約しているため、大手エンタープライズ・ネットワーキング・プロバイダのポートフォリオでサポートされる統合された主流の標準ベース・ソリューションが求められるようになりました。

代替WANソリューションが提供する利点を早急に活用し、大規模なエンタープライズ・ネットワークにおける将来のWAN、キャンパス、データセンターのニーズの基準を確立できる標準ベースの統合ネットワーク・アーキテクチャを提供し、独自技術の SD-WANサービスの不利益から一刻も早く脱却する必要があります。 お客様へはベンダーロックインが不要な、選択肢と実行可能な移行計画とより良いシステム・アーキテクチャをもたらす、ルーティングWANシステムの一部として提供し、データセンター、クラウド、キャンパス、ルーティングWANに一貫性のある運用環境を実現できると考えています。

Arista WAN Routing ソリューション

革新的な製品ライン拡充およびソリューション・アーキテクチャとして、AristaはArista WAN Routing Systemとその一部となる Arista CloudVision Pathfinder Serviceをリリースしました。これは実績のある Arista Extensible Operating System(EOS)とCloudVisionソフトウェアを使用して構築されています。差別化されたWANアーキテクチャの中核となるArista EOSは、高可用性、高スケール、プログラマビリティといった、複雑なクラウド規模の要件を満たす画期的な基盤です。これに適用されるのが最新のNetwork as Codeアプローチであり、Aristaのすべての最先端ソリューションで推進されている Arista Continuous Integration(CI)Pipeline3です。CloudVision およびEOSの状態管理アーキテクチャとNetwork Data Lake(NetDL)を基盤とするArista CI Pipelineで、ネットワーク運用モデルを刷新できます。このアプローチは、俊敏でデータ・ドリブン型のネットワーク向け変更管理プロセスを提供し、運用に要する時間とコストを削減しつつ、より短期間で信頼性の高い展開を可能にし、企業のデータセンター、キャンパス、クラウドにおいて、Aristaのクラウド・ネットワーキングのイノベーションと連携する最新のWANアーキテクチャを実現します。1つのネットワーク・オペレーティング・システム、1つの運用、管理、メンテナンス、プロビジョニング(OAM&P)のフレームワーク、1つの実績ある最新オペレーティング・モデルを複数のドメインに使用することで、スキルの分断や意思決定のサイロ化を解消し、運用コストを削減できます。

Arista WAN Routingシステムー東京エレクトロンデバイス

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Arista WAN プラットフォーム5000シリーズは、1/10/100GbE インターフェイスと柔軟なネットワーク・モジュールをサポートし、高いVRFおよびトンネル・スケールで5Gbから50Gbpsの双方向AES256暗号化トラフィックを配信できるため、次のようなさまざまなユースケースのアグリゲーションと重要サイト相互接続の基準を確立します。

エンタープライズクラスのルーティング・システム
物理、仮想、クラウドすべてで同一のEOSソフトウェアを使用して、一貫性のある機能を実現します。冗長な電源と冷却能力を備えています。

アグリゲーションおよび高性能エッジ・ルーティング
Arista 5500 WAN Systemは、最大 50Gbps の暗号化トラフィックをサポートし、データセンター、キャンパス、高性能エッジ、物理トランジット・ハブのアーキテクチャに最適です。

柔軟なエッジ・ルーティング
Arista 5300 WAN Systemは、大容量エッジ接続、および最大5Gbpsの暗号化トラフィック・パフォーマンス・レートでのWAN ロケーションからマルチキャリア5G高速インターネット接続へのトランジションに適しています。

デュアル・モダリティ
デバイスは、従来の連合ルーターとしても、自動プロビジョニングされるSD-WANデバイスとしても動作できます。

Arista AWE-5510

50GB の集約された暗号化スループット
10G イーサネット(SFP+)16 ポート
NIM 拡張スロット 4 個
N+1 電源冗長
FAN 4つ搭載Arista WAN Routingシステム2ー東京エレクトロンデバイス

Arista AWE-5310

5GB の集約された暗号化スルー プット
1/2.5G/10G(RJ45)イーサネット 4 ポート(FTW 2 ポート)
1/2.5G/10G(SFP+)イーサネット 4 ポート
NIM 拡張スロット 2 個
N+1 電源冗長
FAN 内蔵タイプ

Arista CloudVision Pathfinder Service

アダプティブ仮想トポロジ – アプリケーションを認識したルーティング

アダプティブ仮想トポロジ(AVT)は、WAN ファブリックを基盤とするネットワーク抽象化構造で、アプリケーションをグループに分類して、以下のような異なるネットワーク・ポリシーを適用することができます。

  • アプリケーション・グループ・ポリシー:DPI(ディープ・パケット・インスペクション)ベースまたは 5 タプルベース
  • ネットワーク・トポロジ・ポリシー:ハブ・アンド・スポーク、フルメッシュ、リージョナル・フルメッシュ
  • トラフィック・エンジニアリング・ポリシー:WAN リンク、クラウド・トランジット、ネットワーク・パフォーマンス
  • インターネット出口ポリシー:ローカル・インターネット出口、ファイアウォール経由のリモート・インターネット出口、クラウド・セキュリティ・プロバイダー経由のインターネット出口
  • QoSポリシー:分類、キューイング、シェーピング

CloudVision Pathfinder Service とトランジット・ハブ - トラフィック・エンジニアリング

CloudVision Pathfinder Serviceとトランジット・ハブを組み合わせて、エンドツーエンドのエンタープライズ・アプリケーション・エクスペリエンスを向上させ、包括的なトラフィック・エンジニアリング・アプローチを実現しました。Arista Pathfinder Serviceに含まれるマネージド・パス計算エンジンは、エンタープライズ内のすべてのルーティング・プラットフォームとすべてのリンクのネットワーク・パフォーマンスを監視し、各アプリケーションに最適なパスを計算します。このパスは、2つのサイト間のダイレクトパスだけでなく、トランジットハブ・ポイントを経由するマルチホップ・パスも含まれます。トランジット・ハブは、キャリアニュートラルなクラウド隣接施設に展開する物理または仮想WANルーティング・システムであり、高密度の通信会 社相互接続を実現します。AristaはEquinixと提携し、Equinix Network EdgeプラットフォームおよびBare Metal Cloudプラットフォーム上でCloudEOSを使用してトランジット・ハブを展開したり、Equinix Fabricバックボーン・ネットワークを利用して優れたエンタープライズ・アプリケーション・エクスペリエンスを提供したりできるようにしました。

 

  • Equinixの27以上のグローバル・メトロ経由でパブリック・クラウド・プロバイダーに高速アクセス
  • データセンター、キャンパス、ブランチからクラウドまでエンドツーエンドの暗号化
  • Equinix FabricとArista Pathfinder Serviceの利用によるサイト間接続の向上
  • Equinix Network EdgeとBare Metal Cloudによる柔軟な展開

サービス・オンボーディング

ファイアウォール、IPS、IDS、可観測性ツールなどのエンタープライズ・ネットワーク・サービスをシームレスに有効化することは、IT チームにとって重要な優先事項です。Arista CloudVision Pathfinderソリューションを利用すると、WANファブリックを社内外のサービスに接続し、AVT ポリシーを定義して、サービスが存在する場所を問わず、トラフィックをルーティングできます。

CloudVision

[glossary_exclude]Arista CloudVisionは、ネットワーク・オペレーションを簡素化する管理プレーン・ソリューションです。CloudVisionは最新の状態ストリーミング・アーキテクチャを基盤とする多機能ソフトウェア・プラットフォームで、自動プロビジョニング、変更管理、継続的なコンプライアンス、リアルタイム・テレメトリ、予測分析、サードパーティ製管理プレーンのオーケストレーションといった一連の機能を実行できます。マルチドメイン・ソリューションとしてのCloudVisionは、データセンター、キャンパス、WiFi、マルチクラウド、ルーティング相互接続のユースケースに対応する単一の管理プラットフォームです。同じCloudVisionソフトウェアをオンプレミス・アプライアンス(仮想または物理)としても、CloudVision-as-a-Serviceとしても利用できます。[/glossary_exclude]

次の表は、5000シリーズエンタープライズ WANルーターの機能を比較したものです。

 

AWE-5310

AWE-5510

Ports

4 RJ45
4 1/10G SFP+

16 1/10G SFP+

NIM Slots(OCP3.0)

2

4

Encrypted Throughput (2 way, iMix)

5Gbps

50Gbps

CPU

8 core -x86

20 core -x86

System Memory

32GB

64GB

System Flash

256GB

256GB

USB Port

2

2

Console Port

1

1

100M/1G Management Port

1

1

Bluetooth Antenna

1

1

AirFlow

Front-to-rear

Front-to-rear

Power(Max)

550W

800W

Size(WxHxD)

17.32″ x 1.71″ x 16.93″
(44 x 4.35 x 43cm)

17.32″ x 3.47″ x 20.47″
(44 x 8.8 x 52cm)

Weight

20.5 lbs (9.3kg)

29.98 lbs (13.6kg)

Fans

Fixed
(4 + 1)

AWE-5500-A-FAN
(3 + 1)

Maximum Power Supply

2

2

Power Supply

AWE-5300-550-A-PS

AWE-5500-800-A-PS

EOS License Group

LIC-WANx-ENCR
SS-CVS-WANx-1M

LIC-WANx-ENCR
SS-CVS-WANx-1M

Minimum EOS

4.29.2F

4.29.2F

 

お問い合わせ

本内容は、Arista社のホワイトペーパー等より情報を抜粋し東京エレクトロンデバイスにて記事としてまとめたものとなります。

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