ネットワーク

CloudVision Studioによるネットワーク自動化

CloudVision は、テレメトリ、分析、自動化に関してクラウド・ネットワーキングの原則に基づいて設計された最新のネットワーク運用管理ツールです。今回ネットワークの設定ワークフローを自動化して、業務ネットワークと基盤となるネットワークとの間の柔軟な抽象化を実現する新機能を紹介します。

〇CloudVision Studioについて

CloudVision Studios は、使いやすいポイント&クリック操作のユーザーインターフェイスで Day 0、Day 1、Day 2 のワークフローを提供するので、設定の構文に関する専門知識を問いません。そのため、管理作業を実施できる要員の範囲が広がり、あらゆるレベルのオペレーターがシンプルな GUI ベースのフォームから自信を持って速やかに変更を行うことができます。それと同時に、変更を確認、検証、承認するための変更管理を使用して、正確かつ確実に変更を展 開できます 。

〇CloudVision Studioの特長について

1 ポイント&クリック操作によるネットワーク自動化

柔軟性を維持、Arista Validated Network Designs をすぐにスピンアップできるよう設計されたシンプルなガイド付きインターフェイス。

2柔軟な設定ウィザード

従来のウィザードと設定管理には柔軟性がなく、脆弱です。Studios では、ビジネス要件に応じて柔軟に入力できるよう設計された、カスタマイズ可能なユーザー固有のワークフローを作成できます。

3 ネットワーク全体のデータ モデル

ネットワーク全体にわたる変更の自動化をシンプルにするための抽象化。オペレーターは、Studios
のメインライン コード内に保存される目的のネットワーク状態を定義します。このモデルで、ネットワーク全体の状態を集約して表示できます。

〇CloudVision Studioのアーキテクチャ

CloudVision Studios は既存の CloudVision プロビジョニング ツールセットに含まれ、CloudVision に備
わっているシームレスな構成変更、変更管理ワークフロー、一元化された設定リポジトリを
利用します。そして、ネットワーク全体のデータ モデル、グラフィカル ユーザー・インターフェイスを使用した目的の状態の入力、サードパーティ システムとの統合用の最新 API などの新しい構成要素でプロビジョニングを強化しています。このように既存の機能と共存できるので、組織はネットワーク運用に既に組み込んでいる CloudVision のプロビジョニング プロセスの使用をすぐに取りやめることなく、新
しいプロビジョニング ワークフローを導入できます。

〇CloudVision Studioに組み込まれている機能について

お客様は当社のソリューションを導入する一般的な方法について、検証済みの設計を多数用意しています。その中には、ユニバーサル クラウド ネットワーク(UCN)アーキテクチャ上に構築されるキャンパスやデータセンターの設計が含まれます。組み込み StudioはCloudVision に付属しているので、顧客はこれらの検証済みのネットワーク設計を難しい設定なしで展開できます。この他に、一般的なプロビジョニング ワークフローにインターフェイス プロビジョニング、セグメンテーション、サービス プロビジョニングなどの要素を取り入れたものも、組み込みStudioとして含めました。一般的な機能セットのコレクションを作成、まとめて管理できるようにしました。たとえば、パブリック クラウドのワークロードの到達可能性を監視する接続モニターとしての機能や、NTP、AAA、DNS などデバイス管理の構成要素のコレクションがあります。Arista EOS プラットフォーム上で構成可能なものはすべて、CloudVision Studio 内で処理できます。

これらの Studioは、すぐに使えるプロビジョニング ワークフローを提供してお客様のマルチドメイン環境全体に展開できるよう設計されています。
キャンパスでもデータセンターでもパブリック クラウドでも、これらの Studios を利用して、組織が求めるネットワーク全体にわたる自動化プラットフォームを実現できます。

ご質問等御座いましたら、当社サポート窓口までお問い合わせいただけますと幸いです。

※本内容は、Arista社のドキュメント等より情報を抜粋し東京エレクトロンデバイスにて記事としてまとめたものとなります。

この記事に関連する製品・サービス

この記事に関連する記事