自動化AI_人工知能雑記

AI Hardware & Edge AI Summit 2023 レポート①

あけましておめでとうございます。2023年は「生成AI」元年でした。弊社でもAIビジネスを成長させていくため、アメリカカルフォルニア州で開催された【AI Hardware & Edge AI Summit 2023】へ参加してきました。第1弾として、事前の情報収集に苦労したので、イベントの概要やターゲットとなる分野、現地の様子などをレポートします。

展示の様子や基調講演については別の記事にてレポートしておりますので、あわせてご参照ください。

① イベントの概要や現地の様子について      ←本記事
② AI市場の動向、興味深かった企業/展示について
③ 基調講演について

<AI Hardware & Edge AI Summit 2023について>

日程:2023/9/12~14(参加したのは 9/13,14 )
場所:カリフォルニア州サンタクララのマリオットホテル
ターゲット:エンタープライズML専門家向けのAIシステムイベント

トレーニングやデプロイメント、マシンラーニングのためのハードウェア、及びソフトウェアツールと技術提供をしていました。また、AIインフラストラクチャのための主要なイベントであり、システムやツール及びアプリケーションを組み合わせた独自の提案を提供し、MLをより速く、効率的に実現することに焦点を当てているように感じました。

2023年からの新たな取り組みとしては、クラウドからエッジまでのケーススタディに力を入れています。トレーニングは、ほとんど初日に開催されており、私は参加出来なかったのですが、注力していた分野としては生成AI、NLP※1、自動車AI、などが該当します。

私の普段行っている業務(F5製品のサポート)でいかせそうな範囲としては、色々あるAIの分野の中で NLP が該当すると感じていたため、NLPについてアンテナを張ってイベントに参加してきました。

<イベントの趣旨/歴史について>

2018年から開催され、6年目となりますが、年々規模が大きくなってきているため、関心の高さが見て取れます。内容に関しても、HARDWARE一択であったものが、SYSTEMの分野も大きくなり、今回はDATA & MODELSの占める割合も大きくなってきています。

適当なDATAからは正確な統計は取れず、反対に適切なMODELがなければ、良質なDATAから価値を引き出すことは難しいと考えられます。そのため、双方を効果的に組み合わせることで、AIの分野で必要不可欠な、予測、最適化などの多くの価値あるタスクを遂行することができます。

このような分野が HARDWARE や SYSTEM と同等に語られていることを認識していなかったので、自身の知識のUpdateになりました。また、先述した通り、AWS re:Invent 等の大きなイベントに比べると情報が少なかったため、公式サイトを隈無くチェックし、パンフレット等から情報収集を行った上でイベントに参加しました。

※ 2022年は、弊社でも取り扱いのある Cerebras も出展しております(2023年は未出展)

<現地の様子について>

会場であるサンタクララのマリオットホテルは、サンノゼ国際空港から車で10分ほど。

とても素敵なホテルです。イベント予約者は宿泊の割引を受けられます(元の値段が結構高い…)

イベント期間中はホテル内に案内表示板があり、迷うことはありませんでした。

会場の全体図です。大きく分けて3つのエリアがありました。

① 基調講演(Conference Session)エリア

② 展示(Partner Booths)エリア ※朝一の様子です↓

③ 製品デモ(Product Demo Stage)エリア

続きはAI Hardware & Edge AI Summit 2023 レポート②をご覧ください。

<おまけ ~会場飯~ >

海外出張に行くと、野菜を摂取するのに苦労するので、非常に助かりました!味もとても美味しかったです。昼食会場は円卓で Networking Space にもなっており、参加者同士の交流が出来ます。

 

【用語解説】

*1 NLP(Natural Language Processing):自然言語を理解し、生成し、処理するためのコンピューターサイエンスの分野。よく使われるLLM(Large Language Model)は、大規模なテキストデータセットで訓練された自然言語処理モデルを指す一般的な言葉であるため、NLPの一部。

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