ストレージ

Everpure(旧:Pure Storage)FlashArray Eシリーズの詳細

Everpure(旧:Pure Storage)FlashArray製品 Eシリーズの詳細について、ご紹介します。

はじめに:Pure Storage社の社名変更「Everpure」

2026年2月、米国Pure Storageの社名がEverpureへと変更となりました。それに伴い、本ブログではEverpure(旧:Pure Storage)と表記します。また、これまでに投稿済のブログも、今後Everpure(旧:Pure Storage)と表記を移行する予定です。なお、社名の変更のみとなり、製品やサポートは従来通りご利用いただけます。

参考:Pure Storage、社名を Everpure に変更し、1touch 買収の意向を発表

FlashArrayのモデル

2026年3月時点、販売されているFlashArrayのモデルは、X・XL・C・Eシリーズです。

FlashArrayのモデル

まずは簡単にそれぞれのモデルの特徴を表にしました。なお、ここでは基準をXシリーズとします。以前のブログでXR5、CR5、XLR5シリーズについて、ご紹介しておりますので、併せてご覧ください。

参考:Pure Storage FlashArray XR5シリーズの詳細

参考:Pure Storage FlashArray CR5シリーズの詳細

参考:Pure Storage FlashArray XLR5シリーズの詳細

FlashArray各モデルの特徴

FlashArray//E

2026年3月時点、販売されているPure Storage FlashArray(FA)//Eは、FA//X(X20R5やX50R5など)とは異なり、複数モデルの展開がない単一のモデルとなります。Eシリーズは、容量重視のモデルです。XやCシリーズと比較すると、処理速度は抑えられていますが、これまでは困難であった、オールフラッシュでありながらHDD(Hard Disk Drive)ストレージと同等の価格帯を実現する、データ保存やアーカイブ用途に最適なストレージです。

Eシリーズは、XやCシリーズをプライマリストレージとして利用し、そのデータのレプリケーション先にEシリーズを利用するという用途や、高頻度に利用する処理性能が必要なデータをXやCシリーズで使用しながら、アクセス頻度は低いものの長期保存が必要なデータはEシリーズを利用するなど、安価にストレージインフラのプラットフォームを統合することが可能となるブロックストレージです。

ハードウェア構成

FA-Eは、19インチラックの3Uを使用します(専用ラックは不要)。

FA-Eでは、XR5シリーズやCR5シリーズから導入された、Gen2となる、新しいシャーシ(筐体)を使用します。(参考:Pure Storage FlashArray XR5シリーズの詳細

FA-Eの前面と背面の図を下記に記載します。前面には、DFMe(DirectFlash Module、末尾のeはEモデル用であることを表現)と呼ばれるEverpure(旧:Pure Storage)社独自のDriveが搭載されており、筐体には最大28本分のDFMを搭載できるつくりとなっています。FA-EのDFMeは、上記XR5シリーズの詳細にてご紹介したDFMD(DirectFlash Module Distributed NVRAM)の機能を有しており、各DFMへNVRAMを分散して搭載するアーキテクチャが採用されています。そのため、XR4やCR4シリーズの構成のように独立したNVRAMモジュールは搭載されておらず、前面にはDFMeが搭載されるのみとなります。

FA-Eの前面

背面は従来のXR5やCR5シリーズと同様となり、左に電源モジュール(PSM: Power Supply Module)が2個と、コントローラ(CT: Controller)が2個搭載されています。電源は200V(IEC320-C14 ⇔ IEC320-C13:ラックの電源はC14を使用する形)で稼働します。CTの中にIOモジュールが搭載可能となり、FCやiSCSI通信が可能になります。

なお、それぞれのモジュールは独立しており、例えば1個のPSMが故障しても、もう1個の稼働中のPSMから、2個のCTに電源供給されますので、ストレージが停止することはありません。

FA-Eの背面

ポート構成

割り振ることができるポートの一覧や、それぞれの名称は下記のとおりです。

CT背面図

この図は1個のCTの背面図を抜き出したもので、赤い四角で囲われている数値「0~4」が搭載箇所を表しており、それぞれ、Slot0~4と呼ばれます。

Eシリーズで構成可能なポートは、下記表のとおりです。

Eシリーズで構成可能なポート

ETHポートは、追加するNIC(Network Interface Card)を10GBASE-Tに変更して、通信することも可能です。また、HBA(Host Bus Adapter)を追加することで、FCでもご利用いただくことが可能です。

FA-Eのポート名は固定されており、変更することはできません。そのため、例えば、Slot1に2ポートのETHのNICを搭載すると、そのポートは左からETH10とETH11と呼ばれるポートになります。

Eシリーズのベース構成はETHとなります。初期構成では、Slot3に2ポートか4ポートのETHのNICが搭載されます(10G SFP搭載)。FCで利用したい場合には、Slot1にHBAを追加する必要があります。なお、EシリーズのFCポートについて、1枚あたり2ポートまで搭載されるHBAをサポートする仕様です。例として、Slot3に4つETHポートを持つNICと、Slot1にHBAを搭載した場合の、Eシリーズの背面図が下記になります。

ETHポート背面図

容量と消費電力

Eシリーズに搭載できる容量や消費電力は、下記のとおりです。

※形式上、小数点以下切り捨てとします。

容量と消費電力

最後に

今回は、Everpure(旧:Pure Storage)FlashArray Eシリーズについて記載しました。今後も、FlashArray製品、FlashBlade製品に関連する内容を、本ブログに記載していきます。

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