Pure Storage FlashBlade Eシリーズの詳細

Pure Storage FlashBlade製品のEシリーズの詳細について、ご紹介します。
FlashBladeのモデル
2025年現在、販売されているPure Storage FlashBladeのモデルは、S・Eシリーズです。
まずは簡単にそれぞれのモデルの特徴を表と図でまとめました。また、Sシリーズについては下記ブログにてご紹介しておりますので、併せてご覧ください。
参考:Sシリーズの詳細:https://cn.teldevice.co.jp/blog/p62326/
FlashBlade//E
2025年現在、販売されているPure Storage FlashBlade(FB)//Eは、GB単価を重視した、大容量コンテンツリポジトリやコールドアーカイブ用途などに使用できる、最大10シャーシまで拡張可能なスケールアウト型のファイル・オブジェクトストレージです。
ハードウェア構成
FB//Eは、19インチラックの5Uを使用します(専用ラックは不要)。
FB//Eの前面と背面の図を下記に記載します。図は、上部に2U使用する2個のXFM(eXternal Fabric Module)、下部に2筐体のFB//Eの画像となります。FB//Eは、最小構成でもマルチシャーシ構成となるため、XFMが必要となります。XFMについては、以前のブログでもご紹介しましたので、併せてご覧ください。
参考:XFMの詳細:https://cn.teldevice.co.jp/blog/p62823/
筐体側は、最小構成が2筐体(マルチシャーシ構成)で、前面には、Bladeが搭載され、その中に、DFM(Direct Flash Module)が搭載されています。なお、1Bladeあたり、4個のDFMが搭載されていますが、このDFMの数は4個で固定となります。背面は、下部にPSMが4個と、その上にFIOM(Fabric IO Module)が2個搭載されています。電源は200V(IEC320-C14 ⇔ IEC320-C13:ラックの電源はC14を使用する形)で稼働します。
なお、それぞれのモジュールは独立しており、例えば1個のPSMが故障しても、残りの稼働中のPSMから、電源供給されますので、ストレージが停止する事はありません。
また、FB//Sのスケールアウトは、Bladeの数やDFMの数を柔軟に選択し、拡張していくことが可能です。
FB//Eのスケールアウトは、4個のDFMが搭載されたBladeを最小5個、以後は5の倍数ごとにBladeの数を拡張することが可能です。最小・最大の容量構成については、下記の表にまとめておりますが、最大構成は150TBのDFMを搭載したBladeが1シャーシに10個搭載されたモデル、計10シャーシ構成で、最大容量は物理容量で60PB、論理容量で約50PBとなります。
※表の数値は、形式上、小数点以下切り捨てとします。
ポート構成は、FB//S、XFMと同一となります。それぞれ、以前のブログでもご紹介しており、ポート構成という章がありますので、併せてご覧ください。
参考:Sシリーズの詳細:https://cn.teldevice.co.jp/blog/p62326/
参考:XFMの詳細:https://cn.teldevice.co.jp/blog/p62823/
最後に
今回は、Pure Storage FlashBlade Eシリーズについて、記載しました。今後も、FlashArray、FlashBladeともに関連する内容を、本ブログに記載していきます。