ストレージ

Everpure(旧:Pure Storage)FlashBlade S200R2・S500R2の詳細とS100のアップデート

Everpure(旧:Pure Storage)FlashBlade製品のSシリーズで新しくリリースされた、S200R2とS500R2の詳細とS100のアップデート内容について、ご紹介します。

FlashBladeのモデル

2026年時点、リリースされているFlashBlade(FB)のモデルは、S、E、ZMT、EXAシリーズです。

FlashBladeのモデル紹介図1

まずは簡単にそれぞれのモデルの特徴を表でまとめました。ここでは基準をS200R2とします。なお、FBはスケールアウト型のストレージであるため、実際の構成によって処理性能や容量が変わりますが、あくまでイメージとしてとらえていただければと思います。

FlashBladeのモデル紹介図2

下記ブログにて、FB//Sシリーズについてご紹介しました。今回、このSシリーズのS200とS500において、R2という新しいBladeが登場しましたので、そちらをご紹介します。また、S100の構成にアップデートがありましたので、そちらも併せて記載します。

また、以前のブログにて、FB//Eシリーズや、マルチシャーシ構成のシャーシ間を接続するためのFB専用のスイッチであるXFM(eXternal Fabric Module)についてもご紹介しています。

なお、今後のブログで、データの移動なしでティアリングができる(Zero Move Tiering)FlashBlade//ZMTや、大規模なAI(Artificial Intelligence)やHPC(High Performance Computing)ワークロードに必要な高性能ストレージの要求を満たすFlashBlade//EXAについてもご紹介予定です。

参考:FlashBlade Sシリーズの詳細

参考:FlashBlade Eシリーズの詳細

参考:FlashBlade XFMの詳細

FlashBlade//S

FB//Sは、S100・S200R2・S500R2の3つのモデルとなり、最大10シャーシまで拡張可能なスケールアウト型のファイル・オブジェクトストレージです。Sシリーズは、性能重視のモデルとなりますが、この中で、Sの後に続く数字が大きいほど、搭載されているBladeの処理性能が高くなる位置付けで、現行ラインアップではS500R2が最も性能の高いBladeとなります。今回、S200とS500に搭載されているCPUやメモリがアップグレードされ、それぞれR2と表記されるようになり、より高いパフォーマンスを発揮できるようになりました。

ハードウェア構成

FB//Sのハードウェア構成は、下記ブログの「ハードウェア構成」の章に記載しておりますので、ご確認ください。今回ご紹介するS200R2・S500R2も同じハードウェア構成となります。

参考:FlashBlade Sシリーズの詳細

また、今回のBladeのR2化により、筐体に搭載されるFIOM(Fabric IO Module)とXFMにもそれぞれR2がリリースされました。FIOMのR2は、FIOM-1000 R2という名称となり、以前のものと比較して、外観には変わりはないですが、新たにR2のBladeが認識できるようになっています。XFMも、XFM-8400 R2という名称となり、同様にR2のBladeを搭載した機器構成で稼働できるようにアップデートされています。なお、XFMについては、前面のFANのハンドル部が、以前はオレンジ色でしたが、R2から黒色に変わっています。

参考:FlashBlade XFMの詳細

ハードウェア構成の図

FlashBlade//S100

S100は、シングルシャーシ構成のみとなります。また、S100のBladeに搭載できるDFM(Direct Flash Module)の容量は、以前まで37.5TBモデルのみでしたが、2026年2月時点では、18.6TBモデルのDFMも対応可能となっています。なお、S200R2やS500R2へのBladeのアップグレードも可能です(アップグレード後はマルチシャーシ構成とすることが可能です)

FlashBlade//S100の構成図

FlashBlade//S200R2

S200R2はシングルシャーシ構成およびマルチシャーシ構成(複数のシャーシ構成)が可能です。また、以前まで、24TB・48TBのDFMが搭載できましたが、これらのDFMのEOS(End of Sale)に伴い新規構成から外れました。ですが、新たに150TBのDFMをサポートし、2026年2月時点では、37.5TB・75TB・150TBのDFMが搭載できます。

FlashBlade//S200R2の構成図

FlashBlade//S500R2

S500R2も同様に、シングルシャーシ構成およびマルチシャーシ構成(複数のシャーシ構成)が可能です。また、こちらも同様に、DFMの構成が変更され、2026年2月時点では、37.5TB・75TB・150TBのDFMが搭載できます。

FlashBlade//S500R2の構成図

FB//Sの容量

2026年2月時点のFB//Sの最小・最大構成について、FB//S200R2・S500R2では、最小容量の構成は7個のBladeに1個ずつ37.5TBのDFMが搭載されたシングルシャーシ構成となり、最大容量の構成は10個のBladeに4個ずつ150TBのDFMが搭載されたシャーシが10個存在するマルチシャーシ構成となります。この最大容量の構成では物理容量60PBの構成となります。

※10(Blade) × 150(TB) × 4(個のDFM) × 10(シャーシ) = 60(PB)

FB//S100では、最小容量の構成は7個のBladeに1個ずつ18.6TBのDFMが搭載されたシングルシャーシ構成、最大容量の構成は10個のBladeに4個ずつ37.5TBのDFMが搭載されたシングルシャーシ構成となります。

また、2026年3月に300TBのDFMが登場し、S200R2・S500R2ともに最大120PBの構成をとることができるようになりました。こちらについては今後のブログにて改めて詳細をアップデート予定です。

その他

導入させていただく際には、これらのBladeや搭載できるDFMに下記の制限があります。

・ 搭載するBladeは、システム内で同一である必要がある

・ 搭載するDFMの容量は、システム内ですべて同一である必要がある

・ 搭載するDFMの本数は、Bladeごとに同一である必要がある

すなわち、1筐体当たり10本のBlade・40本のDFMが搭載できますが、S200R2とS500R2のBladeが混在することや、1Blade内に異なる容量のDFMを搭載する、などは、初回導入時にはできない仕様になります。

※最新Purityから、拡張時にのみ、搭載ルールに沿うことを条件に、容量の異なるDFMを搭載できるようになりました。(ヘテロジニアス構成)

FB//SはBladeの性能と枚数に応じてリニアにパフォーマンスが向上します。最大パフォーマンスを引き出すためには、BladeをS500R2にして、1つ当たりのDFMの容量を小さく抑えたうえで、Blade数の多い構成とすることが有効です。

最後に

今回、FB//Sで新しくリリースされた、S200R2とS500R2の構成や容量、S100のアップデート内容について、ご紹介しました。今後、ZMTやEXAなど、まだご紹介していないFlashBladeのモデルについて記載予定です。

 

※ Everpure、Pure Storage、および本ページに記載されている製品名・サービス名は、Everpure, Inc. の商標または登録商標です。

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