「推論」から「実証」へ。
Penteraが打ち出す新たなブランドイメージとキーメッセージ
2026年4月、Pentera社は大きなリブランディングを実施し、メーカー公式サイトを刷新しました。(https://pentera.io/)
本記事では、新たなサイトの情報からPentera社が市場に対して強く打ち出している「キーメッセージ」と「ブランドイメージ」について、詳しく解説いたします。
はじめに
こんにちは。東京エレクトロンデバイス(TED) の寺田です。
いつも当社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。本日は、当社が取り扱う自動セキュリティ検証ソリューション「Pentera」の最新動向についてご紹介いたします。
2026年4月、Pentera社は大きなリブランディングを実施し、メーカー公式サイトを刷新しました。(https://pentera.io/)
本記事では、新たなサイトの情報からPentera社が市場に対して強く打ち出している「キーメッセージ」と「ブランドイメージ」について、詳しく解説いたします。
キーメッセージ:推測ではなく実証する(Validation over assumption)
新しいサイト全体を通して最も強く、そして繰り返し強調されているのが、「推測(Assumption)」ではなく「実証(Validation)」という概念です。
企業では、脆弱性診断、セキュリティ監視、外部公開資産の管理など、さまざまな対策を行っています。しかし、そこで示される情報の多くは、「脆弱性が存在する」「危険度が高い可能性がある」といった、理論上のリスクです。
一方、セキュリティ担当者が本当に知りたいのは、次のようなことではないでしょうか。
- この弱点(脆弱性や設定ミス)は、自社環境で本当に悪用されるのか
- 攻撃者はどこまで侵入し、重要な資産へ到達できるのか
- 数多くの問題点のうち、何を優先的に修正・対処すべきなのか
- 対策後に、攻撃経路が本当に解消されたのか
Penteraは、実際の攻撃者と同様の手法を“安全”に実行し、弱点の存在だけでなく、攻撃が成立するかどうかを証拠として示すことを重視しています。Pentera社の公式サイトでも、「セキュリティチームに必要なのは、さらなるアラートではなく、現実のリスクを示す証拠と修復への明確な道筋である」という考え方が示されています。
「見つける」から「修復して、直ったことを証明する」へ
もう一つのメッセージは、Penteraが製品価値を「検証」だけで終わらせず、修復と再検証まで含めた一連のプロセスとして表現している点です。
Penteraは、内部ネットワーク、外部公開資産、クラウド、ハイブリッド環境などを攻撃者視点で検証し、実際に成立する攻撃経路を明らかにします。その結果をもとに、影響の大きい問題から優先順位付けし、修復業務につなげます。さらに、修正後に再度テストを行い、リスクが解消されたことまで確認することができます。
これは、継続的脅威エクスポージャー管理、いわゆるCTEMの考え方とも一致しており、Penteraは、単なる検査ツールではなく、セキュリティリスクを継続的に減らすための「運用基盤」としての役割を担っています。
AIを活用しながら、安全性と再現性も両立
新しいサイトでは、「AI」も重要なキーワードです。しかし、単に「AIを搭載している」ことを訴求しているわけではありません。
Penteraが示しているのは、AIが環境や攻撃結果を読み取り、状況に合わせて手法を調整しつつも、「従来からの決定論的な攻撃エンジンによって、テストを制御可能かつ安全に行う」というアプローチです。
AI機能を取り入れつつも、企業向けセキュリティ検証に必要な安全性・制御性を両立することを重視しており、実行される操作が安全で、繰り返し可能で、監査できることや、本番環境での利用を前提とした設計が強調されています。
さらにAIは、攻撃の実行だけでなく、自然言語による結果の確認、攻撃経路の分析、修復案の整理、傾向分析などにも組み込まれています。AIをテスト実行から分析、修復まで、プラットフォーム全体に組み込むという姿勢が見て取れます。
イメージキャラクター「Cyber GOAT」に込められた意味
ここまでお伝えしたPetnera社のセキュリティ対する強い姿勢はコーポレートカラーやイメージキャラクターにも表れており、Pentera社のサイトではネオングリーンなどの鮮やかな色が使われており、他のセキュリティ企業のサイトとは異なる強い存在感を放っています。
また、Penteraのブランドを象徴する存在が、ヤギをモチーフにした「Cyber GOAT」です。
※名前はPAXTONといいます。
英語のGOATには、ヤギという意味に加え、「Greatest Of All Time=史上最高の存在」という意味があります。一方、scapegoatは、問題が起きたときに責任を負わされる「身代わり」を意味します。
Penteraはこの二つの意味を重ね、「攻撃の発生後に責任を問われるスケープゴートになるのではなく、攻撃前に防御力を検証して組織を守るCyber GOATになろう」という力強いメッセージを打ち出しています。
その堂々としたポーズからは、攻撃者の視点に立ち、先回りして弱点を改善する「プロアクティブな防御者」の姿が伝わってきます。
APAC Partner Summitで語られた注目新機能
ここまでお話したPentera社が打ち出している「キーメッセージ」や「ブランドイメージ」については、2026年4月に開催されたAPAC Partner Summitでもパートナー向けに語られました。

本サミットでは、Pentera社のビジネス状況やセールス/テクニカルトレーニングなどが開催され、注目の新機能も発表されました。
新機能については別のブログで改めて詳しく解説できればと思います。
- Pentera Resolve(修復の自動化):
発見されたセキュリティギャップに対し、修正対応やワークフローを自動化・管理する機能。脆弱性管理やCI/CD等のソリューションとも連携でき、修復対応にかかる負担の削減や修復時間の短縮を支援します。 - Pentera AI機能:
AIを「結果の分析」だけでなく「攻撃シナリオそのもの」にも活用。対象環境に応じてAIが次に試すべきテストを動的に選択し、本番環境の安全性を担保しながら、複雑な攻撃経路を導き出します。
また、本サミットにおいて、当社はこれまでのパートナーシップやビジネス拡大に向けた取り組み実績を評価いただき、「APAC TOP PERFORMING DISTRIBUTOR 2025」を受賞いたしました。

このような素晴らしい賞をいただけたのも、当社を信頼し、ともにセキュリティ課題に立ち向かってくださるお客様のおかげであり、心より感謝申し上げます。
引き続きTED Penteraチームとして、日本のサイバーセキュリティの向上に貢献できるよう尽力してまいります。また、Penteraだけでなく、当社で取り扱うソリューション群を掛け合わせ、お客様のセキュリティ対策を次のレベルへと引き上げるお手伝いをさせていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




