後編「Pure //Accelerate 2016」~イベント参加レポート~ | 東京エレクトロンデバイス

なるほどオールフラッシュアレイを徹底解明

基本からわかるオールフラッシュアレイ

後編「Pure //Accelerate 2016」~イベント参加レポート~

Pure Storage社の初のプライベートイベントであるPure //Accelerate 2016が、3月14-15日の2日間、サンフランシスコで開催されました。前回の記事では、フラッシュストレージのはじまりから将来への期待や成長についてお届けしましたが、今回はPure Storageの新製品など最新情報をご紹介したいと思います。

オールフラッシュアレイ・エントリーモデル

従来のFlashArray//mのラインナップに、エントリーモデルとなる「//m10」が新たに加わります。FlashArray//mの機能や信頼性はそのままで、よりお求めやすい価格で提供されるモデルです。これまで価格面がネックとなり導入が難しかったというお客様も、シングルインスタンスDBや100-500ユーザーのVDIといったシステムでも、オールフラッシュアレイを利用することができるようになりました。

エントリーモデル

 

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大容量フラッシュモジュール

3D TLCを採用したフラッシュモジュールをリリースし、7Uで1.5PBの実効容量を提供する構成が可能となります。また併せてQoS機能を提供し、様々なSLAを持つ仮想マシンをすべて1台のFlashArray//mに統合し運用することができます。今後もフラッシュストレージによるスペースあたりの集約化は、進んでいく印象を持ちました。

 


大容量フラッシュモジュール

スケールアウト ファイル・オブジェクトストレージ

従来のFlashArrayシリーズとは異なる新しいラインナップとして、「FlashBlade」が発表されました。ファイル・オブジェクトといった非構造化データを格納するためのスケールアウトストレージです。

 


ファイル・オブジェクトストレージ

 

データを格納するデバイスは、すべてフラッシュデバイスで構成されていますが、注目すべき特長はファイルシステムやプロトコル処理の最適化にあります。非構造化データの容量・数は増加の一途をたどっていますが、従来のNASではファイルシステムとプロトコルのオーバーヘッドがボトルネックとなり、アクセスや処理の遅延の原因となっていました。「FlashBlade」は、これらの課題を意識して作られた新しいファイルシステムと最適化されたプロトコルの処理で、数百億個以上のファイル・オブジェクトに対する様々なI/Oパターンのアクセスを、高速に処理することを可能としています。また、高密度なフラッシュデバイスとブレード型アーキテクチャを採用することで、たった4Uで1.6PBのデータを格納することができる、非常にコンパクトなハードウェアであることが特長です。

ブレードは、クライアントからのアクセスやファイルシステムを処理するコントローラと、最大52TBのフラッシュデバイスを搭載したフラッシュモジュールで構成されています。このブレードを4Uのシャーシに最大15ブレード搭載することで、性能・容量ともにスケールアウトできる構成を実現しています。

 

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また、シャーシ間でスケールアウトする構成もサポートされます。今回の発表の時点では2シャーシ(8U)で最大3.2PBの構成ですが、将来的にはスケールアウトできるシャーシ数を増やし、最大10PB以上の構成も可能になると紹介されていました。

 

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オールフラッシュアレイが活用できる場面が広がることで、フラッシュストレージの普及はこれまで以上に進んでいくものと考えられます。新製品の情報は随時、アップデートしていきます。

IT業界の変化とともに進化し続けるPure Storageに今後も注目していきます。