技術解説

【第3回 PowerScale Isilonコラム】OneFS 8.2新機能でSyncIQのポリシーごとに帯域制限

SyncIQとは、Isilonクラスタ間で高速にデータを転送できるレプリケーション機能(非同期)です。 おや?なにやらIT担当の小駒理さんがお困りのようです。

OneFS 8.2新機能でSyncIQのポリシーごとに帯域制限

IT担当:小駒理さん

IT担当:
小駒理さん

1日1回のレプリケーションは更新量が多くなってきてバックアップウィンドウ内に終わらないな~

それに比べて、1週間1回のレプリケーションの方は沢山の帯域を使って4日で終わっちゃう。。。全体の使用帯域は調整できるんだけど、個別にも出来るといいな~

 

第3回Isilonコラム_旧OneFSバージョンのSyncIQ

 

はかせ

保井北教授

OneFSv8.1.2.0以前のバージョンでは、SyncIQ全体では帯域調整できても、ポリシーごとの帯域調整はできない仕様だったのじゃ。

OneFSv8.2以降ではポリシーごとに帯域予約が可能になったから、小駒理さんの悩みを解決できると思うぞ。

 

第3回Isilonコラム_OneFS v8.2以降のSyncIQ3

 

IT担当:小駒理さん

IT担当:
小駒理さん

でもこれだとポリシーC(青)の帯域が狭まって…

今度はポリシーCの差分転送がバックアップウィンドウ内に完了できなくなるんじゃないですか?

 

はかせ

保井北教授

心配無用じゃ。

下の図のように、ポリシーA(赤)が早く完了したら、空いた帯域を未完了のポリシーが使用できるんじゃ!

 

第3回Isilonコラム_OneFS v8.2以降のSyncIQ_2_2

はかせ

保井北教授

設定したウィンドウ内に完了しないと下の図のように、転送処理が長引いた時間の分、差分データ量も増えていく悪循環となる場合があるのじゃ。

大切なのは各ポリシーのレプリケーションがすべて決められたウィンドウ内で完了するようにリソースを割り当てることなんじゃ。

 

第3回Isilonコラム_バックアップ時間が延びて悪循環が生じるイメージ2

IT担当:小駒理さん

IT担当:
小駒理さん

ほんとですか~?

はかせ

保井北教授

実際にOneFSv8.1.2.0とOneFSv8.2.2のSyncIQ動作を比較してみたから載せておくぞ!

 

▼実機検証

下記2パターンを検証しました。

★共通設定:グローバル帯域制限100Mbps

            Policy-Aのデータ転送量:10GB (バックアップウィンドウは30分)

            Policy-Bのデータ転送量:12GB (バックアップウィンドウは50分)

            Policy-Cのデータ転送量:15GB (バックアップウィンドウは60分)

・OneFSv8.1.2.0:グローバル帯域制限100Mbps

・OneFSv8.2.2:グローバル帯域制限100Mbps + ポリシーごとに帯域予約(Policy-A:50Mbps、Policy-B:30Mbps、Policy-C:20Mbps)

 

第3回Isilonコラム_実験結果1

第3回Isilonコラム_実験結果2

 

IT担当:小駒理さん_解決

IT担当:
小駒理さん

おお~。これなら優先度の高いポリシーごとにリソースを適切に割り振って、
ウィンドウ内に完了することができますね!

多数のSyncIQポリシーをご使用の場合、優先度をつけた運用をお望みのお客様もいらっしゃるかと思います。

そんなお客様にぜひご検討いただきたい機能、それが「SyncIQ bandwidth reservations機能」です。

ご興味がございましたら、下記の「お問い合わせフォーム」よりお気軽にお問い合わせください。

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