ホワイトペーパー
いまだに終息が見通せない新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受け、多くの企業が従業員の健康と安全を守りつつ、事業継続性の強化を図るため、テレワーク環境の整備を進めています。そこで欠かせないのは、従業員が自宅で利用する端末をサイバー攻撃の脅威から守るエンドポイントセキュリティの強化です。Nutanix社の HCI [glossary_exclude](ハイパーコンバージドインフラ) [/glossary_exclude]にF5ネットワークス社のリモートアクセス機能を統合した仮想化ソリューション「F5 APM on Nutanix」が、この課題をシンプルなITインフラで解決します。
企業にとってサーバー仮想化は、いまや当たり前のITインフラ運用形態として定着しています。データセンター内や各拠点に乱立していた物理サーバーを集約してリソースを効率的に利用できる、あるいはビジネスで必要となった仮想マシン(VM)をすぐに用意できるなど、サーバー仮想化は多大なメリットをもたらします。
しかし一方で、「以前よりも運用が複雑化してしまった」という悩みを抱えている企業も少なくありません。一般的な仮想基盤はホスト(物理サーバー)と共有ストレージをSANスイッチで接続する3Tier構造で構築されており、それぞれのレイヤーで専門的かつ高度なスキルを要求されるのが原因です。
この課題を抜本的に解決したのが、Nutanix社のHCI(ハイパーコンバージドインフラ)製品です。SDS(Software Defined Storage)の仕組みをベースに、サーバーの内蔵ディスクを仮想ストレージプールに統合することで、あたかも共有ストレージが存在しているかのような運用を実現します。すなわち、サーバーのみのシンプルな構成で仮想基盤を構築し、ハードウェア投資の削減や運用管理の負荷軽減といったメリットをもたらします。
またHCIを構成するクラスターにノードをスケールアウトで追加するだけで、CPU処理能力やストレージ容量をリニアに増やすことができるため、クラウドに匹敵する拡張性をオンプレミスで確保することが可能となります。
なお、現在ではさまざまなベンダーからHCI製品が販売されていますが、Nutanix社の場合はAHV(Acropolis Hypervisor)というハイパーバイザーが無償で提供されており、コストを最小限に抑えた導入・運用が可能なことも大きな魅力となっています。