製品情報

Thales | ProtectServer3外付けHSM(プロテクトサーバースリー)-東京エレクトロンデバイス

Thales | ProtectServer3外付けHSM

高度な暗号鍵管理とセキュリティを提供するハードウェアセキュリティモジュール(アプライアンス型・PCIe型)

Thales |  ProtectServer3外付けHSM

高度な暗号処理を実装できる開発者向けHSM

Thales社の「ProtectServer3 HSM」は、「Luna HSM」シリーズと同様に、機密性の高い暗号鍵を安全に生成・保管・管理するための専用ハードウェアです。Luna HSMと比較すると、性能は劣りますが、アプリケーションとの統合性、開発者向けのカスタマイズ性に優れています。性能を重要視せず、高度で複雑な暗号処理を独自実装したいユーザ様(製造業など)に適したHSMです。

主な特長

ProtectServer3外付けHSM

高水準の物理・論理セキュリティ

  • 暗号鍵はHSM外に決して出ることはない(ハードウェア内で安全に保護:keys in hardware)
  • FIPS 140-2 Level 3認定
  • OTPトークンを使った2要素認証

3種の製品ラインナップ

  • Protect Server3 external HSM RSA-1024の性能(tps)毎に PL25、PL220、PL3500の3モデル
  • Protect Server3+ external HSM 電源冗長化有モデル (PL3500のみ)
  • Protect Server3 PCIe HSM  RSA-1024の性能(tps)毎に PL25、PL220、PL3500の3モデル

Thales社のLuna HSM製品と比較

  • 低性能だが安価(Luna:最大10000tps、ProtectServer3:最大3500tps)
  • 開発キットが充実しており、独自ファームウェアの開発・実装が容易

柔軟なプログラム開発者支援

  • エミュレーターモードが搭載されているため、HSMが手元になくてもSDKを使ってアプリケーション開発が可能(エミュレーターモード⇔HSM利用モードの柔軟な切替え)
  • 独自ファームウェアを作成しHSM内の安全な領域でアプリ実行可能(FM: Functionality Module機能)
  • FM用SDKの利用により、PKCS#11 APIを介して提供されるHSM機能を最大限に活用

容易な運用管理

  • GUIベースによるデバイスと鍵の管理
  • スマートカードを用いた鍵のバックアップ&リストア機能
  • SDKやクライアントライセンスは不要(無償提供)

幅広いAPI対応

  • PKCS#11、Microsoft CNG、Java JCA/JCE用のProtect Toolkit(開発キット)の提供

高い信頼性

  • 他社汎用HSMと比較して、およそ5倍の高いMTBF(LunaHSMも同等)
  • 選べる可用性モード WLD(Work Load Distribution) or HA

導入実績

他社汎用HSMやThales社LunaHSMと同様に、公開鍵基盤(PKI)やRoot of Trust(信頼の起点)として多数導入頂いています。(例:IoTデバイスや産業機器の認証用の鍵、IoTデータの暗号化/復号化等)

また、Microsoft ADCS、Oracle TDE、HashCorp Vaultなどサードパティ製品と統合し、鍵管理も可能です。

仕様

シリーズの仕様はこちらをご覧ください。

メーカー情報

「HSM/鍵管理」に関連する製品・サービス