生成AI

業務効率化を担うAIの現在地 : ナレッジ検索からAIキャラクターまで ~AI博覧会 レポート~

AI博覧会にいってきましたので、展示、カンファレンスの所感などを記載していきます。

2025/03/27-28開催!AI博覧会

二日間にわたって開催された、AI博覧会に行ってきました。場所は浜松町駅(大江戸線の大門駅)にある、東京都立産業貿易センターです。今回はこちらの建物の4Fと5Fで開催されていました。

 

出展社は79社が参加していました!

所狭しと並んだスペースで各企業様の営業の方たちが積極的に来訪者へ声掛けしていました。歩くのも大変なくらいの大盛況ぶり!

このAI展示会では展示会内では写真撮影が可能となっており、いつでも写真が撮れるように携帯電話を片手に歩いている人がチラホラいました。

写真を撮りたかった私としても、仲間がいるような安心感を得ることが出来ました。

セミナー中はpptのページが新しくなるたびに携帯を頭上にあげる人がたくさん出てくるという、今までにない経験をしました。

各出展の内容としてはAIに日常業務を一部行わせて、人間の社員の負担を減らしましょうといった負荷軽減や、社内情報の共有、ナレッジの有効活用、AIによる教育等の展示もありました。

中でもAIキャラクターと呼ばれるvTuberなどと近しい存在を紹介しているところもあり、幅広い出展内容となっていました。

気になるセミナーをチェック!~注目の2講演に参加~

さて、カンファレンスの中で気になっていた2つのセミナーの予約が行えたため、そちらの紹介をしたいと思います。

1つ目の内容は株式会社Wanderlust社による
【エンタープライズ向け】社内ナレッジ検索を可能にする手法」というテーマです。

私はこのタイトルに大きな興味を持ち、申込時に真っ先にこのセミナーを予約した記憶があります。というのも、現在私のチームで抱えている課題として、業務の効率化を行うなどで負荷の軽減するというものがあります。

AIを使用したナレッジ検索を使えれば、過去の問い合わせ内容の検索などに要する時間を短縮し、業務の効率化が望めると考えだからです。

さて、セミナーの中身はというと、RAGという意味、機能を予めある程度理解している必要がありますという注意がなされていました。

このセミナーの中でAIを用いた情報の蓄積においての大きな弊害となるものが非構造化データ(画像やpdfや表など)であり、これをどのようにして構造化データに正確に落とし込むかが課題であることや、RAGの検索形式に関する工夫の面等、どのように構築すれば精度の高いAIを使用することが出来るのか、という発表が主となっていました。

2つ目のセミナーは株式会社FRONTEO社による
“過去”データを”未来”に生かす【AIナレッジ検索】とは」です。

こちらのセミナーでは自社、および自社製品をどのような経緯で作成したのか、どういう製品なのかということが主な発表内容でした。

気になったのは、繰り返しアピールされていた、生成AIではない国産AIという点。基本的に出展していたどの会社も生成AIが基本となっていたため、大きなアピールポイントと感じました。

自チームの業務はメールを基本とした文章でのやり取りが主であるため、非構造化データは少ない。そのため、他業務に比べれば工夫は少なく済むことがわかり、AIナレッジ検索を使用した業務効率化に向けて大きな希望を持つことが出来た。

さいごに

今回参加したAI博覧会は比較的規模の小さい催しでしたが、2025年の夏に大きな催しとして、開催されます。期間は2025/08/27 – 28の2日間となり、東京国際フォーラムにて開催予定とのことです!

本ブログをお読みいただき、少しでも興味を持たれた方は是非、参加してみてはいかがでしょうか。

 

 

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