【Trinzic DDIオプション】独自のネットワーク制御基盤
Infoblox | Infoblox Grid
「Infoblox Grid」は、「Trinzic DDI」のオプション機能であり、多数のInfobloxアプライアンスを統合して、コア・ネットワーク・サービスの基盤を構築します。これにより重要な情報やサービスの分散と集約を最適化でき、さらにデータの完全性を確保できます。対象となるのは次のようなサービスです。
Infoblox Grid内のすべての機器は分散データベースを共有しており、回線経由の地方または海外拠点も含め、すべての情報を一元管理できます。これにより管理コストを大幅に低減でき、設定の手間や操作ミスもなくします。
従来のDNSサーバー・ソフトウェアやソフトウェアベースのIP管理ソフトウェアでは定期的なデータ更新が必要だったのに対し、「Infoblox Grid」はDNSやDHCPに対する変更を即時にGrid内全メンバーに通知します。この機能はネットワークの連続運転に必要ですが、特にVoIPのような頻繁にDHCPのリースが起こる環境では大きな効果を発揮します。
パッチ適用やバージョンアップ等のソフトウェア更新も一元管理が可能です。また、Grid内の全機器を一括自動更新でき、前バージョンへの復元も容易です。
多拠点の大規模ネットワークで複数のDNS/DHCPサーバーを運用する場合、その管理と全体の整合性、そしてポリシーの均一な適用をすべて満たすのは至難の業です。Infoblox Gridでは、全体の基本的ルールを一元的に適用して集中モニタリングしつつ、個々のゾーン、ネットワーク、サーバー等の単位で日常の管理作業を分担することができます。個々の管理者には権限を設定でき、必要なアクセス権を適用できます。
アプライアンスの設置に際しては、まず予備設定を行い拠点に配備することで、スキルのそれほど高くない現地のオペレータに作業を任せることもできます。同様にグリッド内のアプライアンスに障害が発生した際にも、復旧は代替の機器につなぎかえるだけの短時間で済み、IPアドレスなど3項目ほどの設定を行うだけで構成内容とネットワーク情報が自動的に復元されます。
・DNS、DHCP、IPアドレス管理の監視と統計分析 (Trinzic Reporting)
Infoblox Gridの詳細機能は、データシート「Infoblox Gridとマルチグリッド管理」をご覧ください:データシート