ネットワーク運用の自動化とコスト削減を実現するDNS/DHCP アプライアンス
Infoblox | Trinzic DDI
InfobloxのネットワークIDアプライアンスに統合されたDNSとDHCP機能を提供する「Trinzic DDI」は、堅牢なネットワーク・サービス基盤の構築と管理を容易にし、高い拡張性とともにさまざまな統合機能を提供します。例えば、内向けおよび外向けのDNS、企業ワイドのDHCPとアクセス制御、VoIP、無線LAN、NACなど、多くのネットワーク・アプリケーションに貢献します。提供する主な機能としては次のものがあります。
オプションの「Infobloxグリッド・モジュール」は複数のアプライアンスを一つの「グリッド」に統合するためのリアルタイムで一元的なデータ管理サービスを提供します。
管理画面の例
「Trinzic DDI」と「Infobloxグリッド」は、すべてのアプライアンスをサポートしており、ネットワークにセキュリティと信頼性、容易な管理をもたらします。
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Infobloxのネットワーク・サービスは独自のbloxHA技術を利用した冗長構成が可能で、業界標準のVRRPを使って5秒以内のフェイルオーバーを実現。さらにbloxSYNC技術によってリアルタイムでデータベース同期を行います。この2つの技術によって、ネットワークの稼動を左右するネームサーバーとDHCPサービスが常に稼動し、しかも最新データを供給します。
「Trinzic DDI」は、すべてのDNSとDHCPのデータをInfoblox NIOSオペレーティング・システムに組み込みのbloxSDBセマンティック・データベースに格納しています。このデータベースは、統合ネットワークIDサービスの提供専用に設計されたもので、IPネットワークの各種サービスと管理・監視のすべてに画期的な一貫性を与え、しかも高い性能を実現しています。
「Trinzic DDI」は、管理ツールとしてIDデバイス・マネージャーを備えており、Windows XPあるいはLinuxのPCで利用できます。要約されたデータ中心のインターフェースが複雑で繰り返しの多い管理作業を簡素化し、管理者はサーバーやプロトコルに煩わされることなくデータとサービスに集中できます。結果として管理に要する工数とありがちな設定やデータ入力のミスを削減します。
「Trinzic DDI」は、統合管理によってTCOを低減する運用効果を生み出します。例えば、あるDHCPレンジを設定すると関連するDNSレコードが自動的に作成され、ネットワーク管理の手順がシンプルかつ確実になります。
特定のゾーンやネットワーク、機器などのアドレス管理を複数の管理者に分散して権限委譲することができるうえ、特定の管理者に「Read-only(読み取り専用)」の権限を与えることもできます。これによって、部署ごとなど必要な単位で適切な管理者を設定することができます。
Infoblox NIOSオペレーティング・システムはセキュリティ機能が強化されており、政府機関や国防機関のセキュリティテストで鍛えられています。「Trinzic DDI」は、最新のBINDとDHCPサービスを基にしており、セキュリティ上の脆弱性を最小に押さえています。ソフトウェアの更新は汎用OSのサーバーに比べて頻度が非常に少なく、しかもGUIからの簡単な操作により短時間で実施できます。
IPアドレス管理によって、企業および企業グループ全体のレベルでDNSとIPアドレスのデータを管理することが可能になります。一元的な管理、監視、統治に加えて集中的な監査とレポート作成の機能も提供されます。
■ネットワーク基盤の利用状況を把握するInfoblox Trinzic Reporting
「Trinzicレポーティング」はTrinzic DDIアプライアンスの統計情報を収集し、分析や監視を行うオプション製品です。
DNS、DHCP、IPアドレス管理(IPAM)などのリアルタイムの状況把握と管理ができ、また、長期的なネットワークの統計レポート、傾向分析、追跡などの機能を提供します。