ネットワーク設定の自動化・可視化を実現する「NetMRIアプライアンス」販売開始ー構成情報取得からデバイス設定の自動化、解析機能までトータルで提供
ネットワークデバイスの増設やポリシー修正などに伴う、設定変更作業を手作業などで行う場合、手間も時間もかかり、また設定ミスによってネットワークトラブルを発生するケースも少なくありません。こうしたデバイスの設定情報や変更履歴の管理を自動化、可視化して運用管理の負荷を大幅に軽減するのが、Infoblox社のネットワークデバイス管理ソリューション「NetMRIアプライアンス」(以下「NetMRI)です。
大規模ネットワークでも人為的ミスのない設定情報管理を実現
Infoblox社の「NetMRI」はマルチベンダーのネットワークデバイスに対応する画期的な製品で、デバイスの設定情報を自動的に収集・保存して設定情報や変更履歴を可視化することができます。また、複数デバイスに対する設定作業の一括実施や、トポロジーマップの自動作成もでき、デバイス設定管理を支援する機能をトータルで提供します。
特に設定情報管理については、デバイスの設定情報を収集・保管することで、過去と現在の設定の比較、主系統と副系統のデバイス間での設定の比較などを容易に行えます。相違箇所が色分け表示されるので、たとえば設定変更時の漏れなども一目で把握できます(図1参照)。また、設定変更後にトラブルが発生した場合、過去の正常な設定へワンタッチでロールバックすることも可能です。さらに、設定情報投入時には自動的にポリシーをチェックするので、適切なポリシーを手間なく適用できます。
もう一つの大きな特長として、「NetMRI」は設定情報管理を自動化する多数のスクリプトを標準装備しており、そのまま利用することも手直しして利用することもできます。煩雑なスクリプト開発の負荷を軽減し、パターン化された設定作業を実行するスクリプトを容易に作成し適用できます。そして、これまで手作業でデバイスごとに行っていた設定や変更作業を一括して行えます。また、タイムスケジュールを予め組んでおくことで、設定・変更作業を夜間などに自動的に実行することも可能であり、これにより、運用担当者の作業負荷を大幅に軽減できます。
ネットワークの「健康状態」をビジュアルで表示するダッシュボード
加えて、「NetMRI」は組み込み済みのポリシーやカスタムポリシーと照らし合わせることによってネットワークの構成を自動的に解析しスコアカードで表示する機能を提供しています。これを利用することで、トラブルの要因となる不安定要素を簡単に把握できます。また、問題の修正方法も表示するので、すばやく問題点を解消しトラブルを未然に防止することが可能です(図3参照)。
東京エレクトロンデバイスでは、この「NetMRI」をネットワークの安定運用と管理負荷軽減のための効果的なソリューションの1つと位置づけ、2011年7月よりお客様にご提供を開始します。
なお、販売開始に先立ち、「NetMRI」の仮想アプライアンス無料トライアル版(利用期間1ヶ月、20デバイスまで管理可能)をご提供しています。
下記のURLからダウンロードしてお試しいただけます。
■「NetMRI」仮想アプライアンス無料トライアル版(Infoblox社USサイトが開きます)
http://www.infoblox.com/en/resources/software-downloads/netmri-trial.html
ビジネス・デベロップメント部
柴原 利彦
システム・エンジニアリング部
城取 祐司