Pure Storage「FlashArray//m」がもたらす エンタープライズストレージの革新 | 東京エレクトロンデバイス

なるほどオールフラッシュアレイを徹底解明

オールフラッシュアレイPure Storageの魅力

Pure Storage「FlashArray//m」がもたらす エンタープライズストレージの革新

オールフラッシュアレイの登場により、エンタープライズストレージにさまざまな革新がもたらされています。ストレージ性能の向上といった技術的な進歩だけではなく、ビジネスモデルも大きく変わり、エンタープライズストレージの市場は重要なターニングポイントを迎えています。今回は、オールフラッシュアレイがもたらすエンタープライズストレージの革新を、Pure Storage社のオールフラッシュアレイの特長を例に取りながら、紹介します。

ストレージのあらゆる課題にチャレンジする
Pure Storage

オールフラッシュアレイの登場により、エンタープライズストレージにさまざまな革新がもたらされています。ストレージ性能の向上といった技術的な進歩だけではなく、ビジネスモデルも大きく変わり、エンタープライズストレージの市場は重要なターニングポイントを迎えています。今回は、オールフラッシュアレイがもたらすエンタープライズストレージの革新を、Pure Storage社のオールフラッシュアレイの特長を例に取りながら、紹介します。

FlashArray//mはPure Storage社が2015年に販売開始したオールフラッシュアレイ「FlashArrayシリーズ」の最新モデルです。従来モデルでは、実アプリケーションに最適化された高い性能、省スペース、省電力化、長期利用を可能とする拡張性、シンプルな構成・操作といったさまざまな特長を主にソフトウェアによるアプローチで実現していましたが、FlashArray//mでは、ハードウェアによるアプローチでより一層強化したモデルになりました。また、技術や製品コンセプトだけではなく、新しい販売モデルや保守プログラムにより、ストレージを取り巻くさまざまな課題にチャレンジしています。

高い導入メリットを実現するFlashArray//mの「4つのM」

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FlashArray//mの特長は、やはりストレージ性能です。導入効果が最も発揮されるサーバー仮想化、データベース、VDIの分野において、安定的な性能を提供できるように最適化されているのが他のオールフラッシュアレイと異なる点です。実際のワークロードで一般的な条件であるI/Oサイズ=32KBにおいて、1ミリ秒以下の平均レイテンシーを実現しながら、同時に最大300,000IOPSのストレージ性能を発揮します。

ストレージの常識を覆すFlashArray//m

こちらの記事で紹介した、ストレージ性能以外のオールフラッシュアレイの導入メリットが、実際にFlashArray//mでどのように実現されているのかについて見ていきましょう。

わずか3Uで実現する、省スペース・省電力化

HA(冗長化)コントローラとデータを格納するフラッシュモジュールを3Uのシャーシに搭載し、インライン重複排除・圧縮の効果と併せて最大で120TBの実効容量※を提供します。消費電力も約1000W程度となり、オールフラッシュアレイの導入メリットである省スペース・省電力化の効果を最大限に実現しています。また、ハードウェアの構成もシンプルなため、障害となり得る箇所を減らし、障害の発生確率を最小化しているというところもポイントです。 (※データ削減率5:1の場合)

3U筐体で実現するシンプルなハードウェア構成
3U筐体で実現するシンプルなハードウェア構成

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ストレージの設計が不要でシンプルに利用開始

従来のストレージでは、アプリケーションの用途や性能要件に合わせてハードウェアの構成やボリュームを設計することが不可欠でした。しかしながら、 FlashArray//mでは、ボリュームのサイズとどのホストからアクセスするのかさえ考えれば、複雑な設計やチューニングをすることなく利用できます。 設定や性能・容量の統計情報の確認は、非常にシンプルなGUIから操作することができます。また、VMware、OpenStack などとの連携機能を標準で提供しているほか、Rest APIをベースとしたPythonやPowerShellのライブラリがコミュニティで公開されているため、運用ツールとして利用するスクリプトの実装を短時間で行うことができるのも重要なポイントです。

データ移行なし・保守費のみで、常に最新のストレージを継続利用

Pure Storage社では「Evergreen Storage」を提唱しています。従来、サポート期間満了時に必要だったストレージのリプレイスとデータ移行を不要とし、常に最新のストレージを保守費のみで利用し続けることができるコンセプトです。このコンセプトは、FlashArray//mのアーキテクチャと「Forever Flash」という保守プログラムで実現しています。 FlashArray//mのシャーシは長期利用を前提した設計となっており、すべての構成パーツはモジュール化されています。モジュール化されたコントローラを最新モデルにアップグレードすることで、データの移行をすることなく最新世代のストレージを利用することが可能となります。コントローラはオンラインでアップグレードすることができるため、サービスを停止することなく長期にわたって利用し続けることができます。 また、長期の保守契約をご締結することで最短3年ごとに最新モデルのコントローラが無償で提供される、Forever Flashというプログラムが保守の範囲内で提供されます。つまり製品の導入後は、保守費用と容量追加の増設費用のみで、最新のストレージを利用し続けることが可能となるのです。

Evergreen Storageが変える、ストレージの導入スタイル
Evergreen Storageが変える、ストレージの導入スタイル

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従来のエンタープライズストレージの市場は、性能・機能の差別化と、リプレイスに伴う販売やデータ移行などのサービスによるビジネスモデルで成立していました。FlashArray//mは、ソフトウェアとハードウェアの最新技術によってアプリケーションに最適化された安定的な性能、省スペース・省電力化、シンプルな操作・運用に加え、「ストレージのサブスクリプション」とも言えるビジネスモデルで、エンタープライズストレージの市場を大きく変えようとしています。

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