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クラウド運用モデルで引き出される価値:クラウドの無駄を最小化 | ホワイトペーパー | HashiCorp | 東京エレクトロンデバイス


【クラウド】
クラウド運用モデルで引き出される価値:
クラウドの無駄を最小化

このホワイトペーパーでは、クラウド運用モデルが持つ意味を解説し、クラウドの無駄を最小限に抑えてクラウドのコストを効率的に管理することで得られるメリットについてご紹介します。

  • はじめに
  • クラウド運用モデルの概要
  • クラウド運用モデルが意味すること
  • マルチクラウドデータセンターへの移行
  • クラウド運用モデル: クラウドの無駄を最小化
  • HashiCorp Terraform
  • まとめ

はじめに

本書は、Infrastructure as Code(IaC)に関する一連のホワイトペーパーの 1 つであり、IaC を活用したプロビジョニングと再利用、コンプライアンスと管理の標準化について触れています。企業がクラウド化を進める中、当社が 3,200 人以上を対象に実施した 2021 年 HashiCorp のクラウド戦略の現状調査では、回答者の 39% が「クラウドに予算を使いすぎている」と答えています。また、専門家は、多くの企業においてクラウド費用の 20% ~ 35% が無駄になっていると述べています。クラウドの効率性とコストは、クラウドプロバイダへの支払いを行うすべての企業にとっての重要事項であることから、これは大きな問題と言えるでしょう。

このホワイトペーパーでは、クラウドの無駄を生じさせる原因と、それを最小限に抑えるための解決策について探ります。まずは、クラウド運用モデルとこのような非効率をもたらす要因について理解する必要があります。

クラウド運用モデルの概要

デジタルトランスフォーメーションによって、マルチクラウド環境への移行はさらに進んでいます。企業の IT部門がこの時代に成功するには、Information Technology Infrastructure Library(ITIL)ベースのベストプラクティスから脱却し、DevOps に活用できる共通のセルフサービスプロセスを作り上げる必要があります。

ほとんどの企業にとって、デジタルトランスフォーメーションの目標は、新しいビジネス価値や顧客価値をより速く、大規模に実現することにあります。クラウドはこのトランスフォーメーションに不可欠な要素です。


オンデマンドサービスを迅速にデプロイでき、規模に制限がなく、卓越したコンピューティング機能により、次世代のエクスペリエンスを提供できるためです。しかし、クラウドを利用する企業は、既存のリソース、プライベートクラウド、データセンターを維持しなが
ら、パブリッククラウドの利点を活かした新しいアプリケーションやサービスを開発しなければなりません。また、クラウドプロバイダごとに運用が異なり、膨大な数のクラウドベースのサービスの中から選択する必要もあります。