AWS re:Invent 2022 参加レポ
交通整理希望。
LAS VEGASにて毎年Thanksgiving Day明けに開催されるAWS re:Invent に参加してきました。
昨年に引き続き、In personとOnlineのハイブリッド開催となり、
発表によると約50,000名が参加、日本からは1,000名がIn person参加だったようです。
2019年度は60,000名で、2021年度は30,000名ですので、大分客足が戻ってきた、と見ていいようです。
セッションが全部で2,300セッション以上も催され、到底一人で見切れるものではありません。。
会場となるホテル間の移動も結構大変で、次のセッションに間に合わない、というのもザラでした。
予約の仕組みも割りとザルなので、このあたりAWSさんには改善をして頂きたい次第。
とはいえやはりIaaS最大手のイベントですので見所に困ることは有りません。
例えば米国大手金融のCapital Oneは、全面的にAWSにインフラを移設しているそうなのですが、
ITへのマインドが
「銀行がデータを使う」ではなく
「テクノロジー企業が銀行業務を行う」へとシフトしているとのこと。
日本ではDXが最近、バズワード化しているようですが、
こういう北米のユーザー企業のスタンスは参考になるかもしれません。
あとは脱炭素化にも積極的に取り組んでおり、
AWSを利用すればサステナビリティを実現出来る、というビジネスモデルを確立しています。
CEOのAdam SelipskyによるKeynoteは本会場が満席で、
シアター鑑賞となってしまいました。
毎年恒例の新サービス・新機能続々リリースだったのですが、
Amazon OpenSearch Service Serverless(OpenSearchのサーバレス版)
Aurora zero-ETL integration with Amazon Redshift(トランザクションデータに対して、Amazon Redshiftを使ったほぼリアルタイムの分析および機械学習が可能)
Amazon DataZone(組織をまたいだデータのカタログ化、発見、共有を支援)
Amazon Quicksight QのMLを利用した予測機能
といったところが目に付きました。
データの利活用にフォーカスしているようにも思え、
IaaSインフラというよりもレイヤーが徐々に上がっているようです。
来年も盛り上がることは容易に想像出来ます。
皆様のご来場、お待ち申し上げます。
P.S. ベラージオホテルの噴水、初めてじっくり見ました。