Nutanixのファイルサービス機能の概要について

NutanixのプリセールスSEを担当している宮下です。
今回のブログではNutanixのオプション機能として数多く利用されているFilesの概要についてお知らせします。

Nutanix Filesとは

  • Nutanixのストレージ機能の1つで、Nutanixの高速で堅牢な分散ストレージをファイルサーバー領域として利用する機能
  • ファイルサービス機能はNutanixがマネージドで提供し、FSVM (File Server VM) をクラスタで構成することで高い可用性とスケーラビリティーを提供

Nutanix Filesの主な特徴

  • 容易なデプロイ

    • Nutanixの管理インターフェースのPrismからウィザードに従って設定する事で、容易にデプロイが可能

  • スケールアップ、スケールアウト可能なファイルサーバ

    • スモールスタート、スケールアウト例
    1. 1TiBの無料ライセンスでスモールスタート
    2. Disk容量が不足してきたのでキャパシティーライセンスを必要な分だけ購入して利用
    3. 性能が不足してきたのでCPU、メモリ、FSVM(コントローラ)、容量など、個別に拡張
  • ワンクリックアップグレードに対応

    • NutanixのLCM機能でのワンクリックアップグレードに対応
    • 定期的にアップグレードを実施する事で、EOSLや既知の問題だけでなく新機能にも対応が可能

  • HW保守満了時のスムーズなデータ移行

    • Nutanixを増設し古いノードを削除する事で、複雑なデータ移行作業も完了

  

  • Filesの分析機能も無償で利用可能

 

保存しているデータの詳細

  • 保存されているデータとその時系列変化に関する可視化

監査証跡

  • 誰がどのファイルにアクセスしたかを検索およびフィルタ
  • 特定のファイルやフォルダに加えられたすべての変更と変更者を特定

異常検出

  • アクセス動作の異常に関するポリシー定義と検出
  • 異常が発生したときに電子メールアラートを送信

監査証跡画面

  • 誰がいつどこからどのようにアクセスしたのかが確認可能なので監査証跡の確認でも活用可能

クォータ機能

  • ファイルサーバ単位での容量制限
  • Share単位でのクォータ
  • ユーザやグループ単位でのクォータ
  • Share単位での設定
  • 個々のユーザーまたはユーザーグループをハードクォータまたはソフトクォータのいずれかに制限

クォータ設定例

シェア単位でのクォータ設定例です。

WORM機能も標準装備

  • WORM(Write-Once Read Many) 

    • ファイルが「失効」するまではファイルを変更不能な状態で維持するポリシーで保存
  • 2つのタイプをサポート

    • エンタープライズモード – 管理者が「特権的削除」を許可される
    • コンプライアンスモード – 特権的削除が許可されない
  • 保持期間を定義可能

    • ファイルをどれだけの期間WORM状態に維持するかを定義
  • 適用レベル

    • シェア、ディレクトリ、またはファイル

多彩なバックアップ機能を装備

  • 標準機能にてローカルバックアップ、遠隔レプリケーションに対応可能

     

 

まとめ

  • 展開が容易(わずか20分で展開可能)

  • きめ細かい拡張が可能

    • CPU、メモリ、FSVM(コントローラ)、容量など、不足したリソースを個別に拡張可能

  • HW保守満了時も容易にデータ移行が可能

    • Nutanixを増設し古いノードを削除する事で、ファイルサーバーのデータ移行も即時完了

  • 1TiBからスモールスタートが可能

    • Nutanixを購入すると、1TiB(約1TB)のファイルサーバ容量は無償で利用可能