PowerScale(Isilon)のストレージ階層化機能とは?

PowerScale(Isilon)のストレージ階層化機能(SmartPools)について紹介します。
saekです。
今回はPowerScale(Isilon)のストレージ階層化機能(SmartPools)についてご紹介します。
以前のブログ記事でも少し触れているのですが、PowerScaleはHDDベースのモデルやAll-Flashベースのモデルがあり、その中でも、CPUなどの性能が異なるモデルなど、多数のモデルがラインアップとして存在しています。
PowerScaleではそれぞれのモデルを個別で利用することも可能ですが、複数のモデルを混在させて利用することも可能です。
この特徴により、アクセスの高速化を図りつつ、容量単価の低いモデルへデータを移動することによってコストの削減を行ったり、複数の用途のストレージの管理を一つにすることによって、運用者の管理負荷を下げることができます。
具体的な用途としては、以下のような用途があります。
- 新しいデータはAll-Flashモデルに保存しアクセスを高速化、古いデータはHDDモデルに移動などアクセス頻度が少なくなったデータを移動
- 高速なアクセスが必要な用途や部署毎のアクセスをAll-Flashモデルに保存、その他の用途ではHDDモデルへデータを保存など用途に適した保存先を指定
例えば、以下の設定をすると1年以上変更がないデータは階層化されるような処理が行われます。
この階層化の処理自体はPowerScale内で自動的に行われますので、設定を行う以外で管理者の方が日々操作を行う必要はありません。
毎日条件に合致したファイルをPowerScaleがスキャンし、自動的にバックグラウンドでモデル間でデータの移動を行います。
設定できる条件としては、アクセス/変更日時、ファイルパス、ファイル名、ファイルサイズなどの条件となり、複数条件での指定も可能です。
また、PowerScaleはクラスタ内のどのノードにアクセスしても同じデータにアクセスできます。
例えば、All-FlashモデルにアクセスしてもHDDモデルに保存されたデータにアクセスが可能となりますので、ユーザーからはどこに保存されているデータかを意識せずにアクセスが可能です。
この機能の拡張として、クラウド連携の機能(CloudPools)もありますが、こちらはまた別の記事にて紹介したいと思います。