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Rubrik(Rubrik(ルーブリック))とは - 東京エレクトロンデバイス

Rubrikとは

Rubrik
  1. デジタルトランスフォーメーション(DX)時代のデータ管理

  2. ITやクラウドコンピューティングの発展は、ビジネスをめぐる環境を一変させています。エンタープライズ分野では、従来よりもはるかに高度化・複雑化したITシステムが求められるようになり、事業展開や規模に合わせた迅速性やスケーラビリティ、さらにはITリソースのコスト効率化への要求も高まっています。 これは、バックアップやリストア運用においても例外ではありません。いまや、データを安全にバックアップするのは当然として、企業や組織が「保有するデータを事業戦略にいかに活用し、新たな価値を創造できるか」が問われる時代を迎えています。
  3. これまでの一般的なバックアップシステムでは、基本的なインフラを構築するにあたって煩雑な作業が必要でした。バックアップシステムを構築するには、バックアップサーバーやメディアサーバーのほか、バックアッププロキシサーバーや専用のストレージなど、多数のコンポーネントを組み合わせる必要があるためです。こうしたバックアップの課題を解消するソリューションとして近年注目を集めているのが、シンプルな操作性と最新のテクノロジーを融合した「Rubrik」です。 これは、「Nutanix(ニュータニックス)」など、ストレージをネットワークでつなげる「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)」が実現するシンプルさと機能性を、バックアップシステムにもたらすものと考えると理解しやすいでしょう。
  1. Rubrikは状況に合わせて柔軟に運用し、外部クラウドとも連携可能

  2. Rubrikは、バックアップに必要なこれらのサーバーやストレージのほか、仮想化ソフトや管理ツールなどのコンポーネントを1台の小さなハードウェア(ファブリック)に統合しています。これにより、システムの設計を構築し直すことなく、状況に合わせてスケールアウト(増強)して、高負荷な処理の分散やストレージ容量の拡張を柔軟に行えます。 さらに、AWSやAzureなどのパブリッククラウドとの連携により、データの移行やクラウド上でのインスタンス制御のほか、バックアップやアーカイブなどもシームレスに実施できるという特長があります。
  1. Rubrik製品 4つのアドバンテージを知る

  2. ここでは、主力製品であるRubrik r6000シリーズの特長について具体的に見ていきます。そのポイントは大きく分けて、次の4つにまとめることができます。 (1)速さとシンプルさ (2)トータルコストの最適化 (3)クラウドと親和性の高いフレキシブルな構成 (4)ランサムウェア対策などセキュリティ面の強さ

(1)速さとシンプルさ

Rubrik製品の利点として最初に挙げられるのが、導入の容易さです。設置時にバックアップのための複雑な機器設計やジョブ設定を行わなくても、SLA()ベースのデータ保護ポリシーを作成して、VM(仮想マシン)などバックアップ対象を指定すれば、自動的に運用管理を開始できます。アプライアンスをラックに設置してから、通常1時間程度でセットアップが完了するスピーディーさは画期的なものといえるでしょう。

また、管理画面は日本語に対応したシンプルでわかりやすいGUIを備え、運用にまつわる負担を大幅に軽減してくれます。

Rubrikとは図版①

 

(2)トータルコストの最適化

バックアップやリカバリー、レプリケーション、データ管理といった機能を一体化したRubrik製品は、さまざまな面でのトータルコスト(TCO)削減につながります。例えば、ハードウェア面では2Uサイズのラックに収納できるので、同等の機能を備えるバックアップ製品と比較して、データセンターの空間を約70%削減 できます。

また、前述した導入の速さは、作業工程の大幅な削減につながり、設定の簡便さや運用の自動化、洗練されたインターフェイスによる操作性の良さも相まって、維持費や管理費、さらにはトレーニングに関わる人件費なども抑制できます。これらの効果により、運用の管理時間を約60%低減することも可能です。

 

(3)クラウドと親和性の高いフレキシブルな構成

Rubrik製品は単一のアプライアンスで、データセンターとパブリッククラウドの双方を一体的に管理できるのが大きな特長です。従来のバックアップシステムと異なり、クラウドネイティブな発想にもとづいて設計されているため、たとえ管理対象のデータがアプライアンスとクラウドにまたがっていても、アーカイブを含めたすべてのファイルに素早くアクセスし、必要なデータを即座にリカバリーできます。

管理画面もGoogle 検索のようなフレンドリーさを備えているため、操作にかかる時間も節約できます。また、クラウド上でのアプリ開発・テストや起動も高速に行えるので、データの可用性が飛躍的に高まることも利点といえるでしょう。

 

(4)ランサムウェア対策などセキュリティ面の強さ

バックアップシステム導入の最大の目的は、データの一貫性を維持したまま保管することに加えて、万が一トラブルが発生した際にも復旧が確実かつ迅速に行えることです。そのためには、確実にデータ管理がなされていることや、不正アクセスなどの脅威からの保護が欠かせません。

近年は、企業や組織のデータを人質に取る「ランサムウェア」の脅威が高まっていますが、Rubrik製品ではSaaSによるランサムウェアの検知や特定に対応するほか、本番環境をイミュータブル(不変)に保持できる機能によって、最新の脅威から多重に防御されています。

また、インシデント発生時も、RubrikのバックアップデータからVMを直接起動して、即時復旧するインスタント・リカバリーにより、ダウンタイムからのRTO(目標復旧時間)を限りなくゼロに近づけることができます。

Rubrikとは図版②

 

  1. Rubrik導入へのロードマップ

  2. クラウド時代に求められるさまざまな能力を兼ね備えたデータ管理プラットフォームの決定版「Rubrik r6000」シリーズは、小規模環境から中規模環境、複数拠点を持つエンタープライズ規模の環境、さらには高度なセキュリティ要件が求められる環境まで、業種業態に合わせた複数のラインナップが用意されています。 いずれも、高い信頼性と可用性を持つRubrik製品を導入することで、企業や組織におけるRPO(目標復旧時点)やRTOの設定を明確にし、災害発生時のDR/BCP対策やリカバリー手順の確立も可能となります。状況に応じて柔軟な設計が可能なため、事業規模にかかわらず、単なるバックアップの枠を超えて、戦略的にクラウドデータ管理を行いたいすべての企業におすすめできるといえるでしょう。
  3. 一方で、Rubrikは従来のバックアップ製品と比べても導入までのハードルが低く、トレーニングや運用に関わるコストも最適化できる可能性があります。 従来のバックアップシステムの煩雑さや設定の複雑さに課題を感じている場合はもちろん、バックアップに関わる属人的な業務を解消したい担当者にとっても最適なソリューションとなっています。

このメーカーの製品はココがおすすめ

仮想化環境のバックアップ、皆さんどうされていますか?限られた予算の中でのバックアップソフトウェアの選定、各種サーバー&ストレージの構築、RTO/RPOの定義、DR/BCP対策、リカバリ運用手順の確立等、様々な検討課題があります。そんな悩みを一気に解決する新しいバックアップソリューションです。

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