Devoのデータ検索機能をご紹介:リアルタイム検索とFinderツールでセキュリティ対応を加速する方法

当社が取り扱っているSIEM製品・Devoの機能を技術的視点で掘り下げていきます。今回は、膨大なデータの中から必要な情報を素早く見つけ出す「Finderツール」の活用法について解説します!
はじめに
現代のビジネス環境では、膨大なデータから迅速にインサイトを得ることが、セキュリティ対応やビジネス意思決定の鍵となります。ログデータが日々膨大に蓄積される中、情報をいかに素早く、正確に抽出するかが重要な課題です。
そこで登場するのがDevo(ディーボ)です。Devoは、強力なデータ検索機能を備え、セキュリティチームやデータ分析担当者が必要な情報へ瞬時にアクセスできるプラットフォームを提供しています。
今回は、「Finder機能」に焦点を当て、基本的な検索方法から実践的な使い方まで、わかりやすくご紹介します。
Finder画面の基本機能
1. 直感的なクエリインターフェースで簡単検索
Devoのクエリインターフェースは、直感的な操作性が魅力です。複雑なコマンドやプログラミング知識がなくても、クリック操作だけで簡単にログデータを探索できます。
検索の流れ:
- Technology → Brand → Type(ログの種類) という階層構造で、必要なデータを順に絞り込んでいく形式です。
- たとえば、「firewall」→「all」→「traffic」 のように、階層をたどるだけで必要なログにアクセスできます。
ポイント:
検索ウィンドウにキーワードを入力するだけで、高速なフィルタリングも可能。膨大なデータの中から、欲しい情報をあっという間に見つけ出せます。
2. リアルタイム検索で迅速な意思決定をサポート
Devoは、リアルタイムデータ処理能力に優れており、新たに取り込まれたログデータを即座に分析して検索結果を表示します。
活用例:
- サイバー攻撃の兆候をリアルタイムで検知し、迅速なインシデント対応が可能。
- ビジネスインサイトをタイムリーに取得することで、迅速な意思決定をサポート。
関連情報:
このリアルタイム検索機能については、以前のブログ『特徴1』でも詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
3. その他のデータ検索機能
Finderツールは最も直感的な検索方法ですが、Devoにはさらに便利な検索機能がいくつか備わっています。ここでは、特によく使われる以下の2つをご紹介します。
My Favorite Searches(お気に入り検索)
過去に検索したクエリに対して「♡」マークをクリックするだけで、お気に入り検索として保存可能です。頻繁に使用するクエリはここに登録しておくことで、ワンクリックで簡単に呼び出せるので作業効率がアップします。
Global Search(グローバル検索)
グローバル検索では、ドメイン内のすべてのデータテーブルを対象に一括検索が可能です。特定のテーブルに縛られず、横断的にデータを分析したいときに便利です。
利用できる検索演算子:
AND
:複数の条件をすべて満たすデータを検索OR
:いずれかの条件を満たすデータを検索*
(アスタリスク):ワイルドカードとして使用""
(ダブルクォーテーション):完全一致検索用
例: user1.com OR user2.com AND “illegal access” AND *apache
-
ポイント:
単語間にスペースを入れるだけでもAND
として認識されるため、シンプルな記述で高度な検索が可能です。 -
検索対象のカスタマイズ:
デフォルトではすべてのデータが対象ですが、以下の図のように特定のフィールドに絞って検索することも可能です。
結論:Devoの検索機能とFinderツールでデータ活用を最大化
Devoの検索機能とFinderツールは、企業が膨大なデータから価値あるインサイトを迅速かつ効率的に抽出するための最適なソリューションです。
Devo検索機能の強み:
- 直感的なインターフェースで初心者でも使いやすい
- リアルタイム検索で迅速なインシデント対応が可能
- 大規模データもスムーズに処理、パフォーマンスが落ちない
- Finderツールで複雑な分析も簡単に実行
この強力な検索機能を活用することで、データドリブンな意思決定が加速し、セキュリティ対応力の向上やビジネスインパクトの最大化が実現できます。
次回予告
次回のブログでは、さらに一歩進んで、検索結果を活用したベストプラクティスについて解説します。お楽しみに!