ソリューション

放送システムIP化ソリューション

放送システムのIP化によりリソースのシェアやリモートプロダクションが可能になることメリットがある一方、
時刻同期の配慮、トラフィックのモニタリングやIP技術を習得する必要性が課題となっています。

ネットワークをSDIからIP化して、4K/8Kへ対応。
PTPステータスやネットワーク上を流れるトラフィックの可視化・モニタリングも実現

Arista|東京エレクトロンデバイス

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IP化における4つの要件

従来のSDI(Serial Digital Interface)を用いた放送ネットワークの限界が指摘され、IP(Internet Protocol)を採用するケースが増えてきております。放送システムのIP化によって、リソースのシェアが可能になる、リモートプロダクションが可能になる等のメリットがある一方、時刻同期に配慮する、トラフィックのモニタリングが必要、映像技術だけでなくIP技術を習得する必要がある等の課題もあります。
本ソリューションでは放送システムのIP化に向け、下記の通り4つの要件を定め、それぞれに解決策を提供致します。

SDIからIPへ

通信の可視化

伝送の制御

セキュリティを高める

SDIからIPへ

IP化を推進する上で、注意しなければならないポイントは下記の通りです。

大容量ネットワークが構築できること

低遅延であること(パケロスが低いこと)

時刻同期が取られていること

これらのポイントを満たす製品としてArista Networks社のPTP対応スイッチを提案します。7280R/R2/R3シリーズは10GbEから400GbEまで、7050X/X2/X3シリーズは10GbEから100GbEまでに対応します。

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通信の可視化

IP化後は管理及び運用の点において、ネットワークを可視化することが重要です。その際に注意しなければならないポイントは下記の通りです。

 伝送経路の可視化

 通信状態の可視化

 機器自体の可視化

Arista Networks社のCloud Visionはネットワーク構成を管理し、上記すべての可視化が可能です。具体的な機能は下記の通りです。

 オーバレイの統合

 自動化

 変更管理

 テレメトリーと分析

 マイクロ・セグメンテーション・サービス

 DANZ TAPアグリゲーション

Topology|Arista

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伝送の制御

IP化されたネットワークの管理及び運用の際、適切に制御できることも重要です。その際に注意しなければならないポイントは下記の通りです。 

トラフィックのバランシング 

帯域の確保 

関連放送機器との連携 

Arista Networks社のMedia Control Service(MCS)はマルチキャストパスを確立し送受信者間の帯域を確保します。また、ブロードキャスト制御装置からの信号に従い、ネットワークの高速なプログラミングを実現します。 

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セキュリティを高める

IP化しただけでなく、外部からの攻撃に備え、セキュリティを高めることも重要です。その際に注意しなければならないポイントは下記の通りです。

パケットレベルの監視

脅威や異常の検知

セキュリティ機器との連携

Arista Networks社のNetwork Detection and Response(NDR)は全パケットを分析し、脅威や異常を検出します。また、AIを用いて状況認識を行い、調査やレスポンスを自動的に実行します。

Arista|東京エレクトロンデバイス

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まとめ

放送システムのIP化には、Arista Networks社の製品が最適です。弊社では機器販売及び導入支援によるIP化のみならず、他ソリューションを組み合わせ、可視化、制御、セキュリティ向上の支援も行っております。

また、放送業界様向け検証ラボ[glossary_exclude]「TED BI Lab」[/glossary_exclude]を開設し、IP化の基礎を学んでいただくトレーニングや、可視化やモニタリングなどの機能を体験いただく他、お客様がご利用中の機材との相互接続評価など、幅広い検証支援を提供しております。

ぜひ下部のお問い合わせフォームよりご用命ください。

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